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真夏のロングライドは熱中症に要注意!暑さ対策でラクに涼しく走るコツ!

これからの季節、ロングライドで注意したいのは暑さだ。近年の夏は異常だ。35℃を超えるような真夏は、できればライドを避けたい。涼しい地域を走りたいが、最近は日本中が暑い。山頂に行くにしても、そこに行くまでが暑い。イベントや夏休みなど、真夏を走る機会も多い。可能なかぎり涼しく走るための暑さ対策は知っておきたい。

あらゆる手を使ってカラダを冷やす

20180625_bc09 以前は、首筋やワキなど皮膚が薄く、動脈が近くを流れるところを冷やすといいとされていたが、最近の研究では、効果がないということが実証されたようだ。カラダをすみやかに冷却するのに効果的なのは、手や足、顔などを冷やすこと。休憩の際に水道の水などで洗い流すのもオススメだ。ボトルの水かけによる揮発効果もけっこう効く。あとは飲んで冷たいものを体内に入れるのも効果的だ。氷を口に含む。ロックアイスなどをボトルにいれて、ドリンクを冷やすなど、暑さ対策のティップスをご紹介。

水道を見つけたら、腕と顔を洗い流そう

20180625_bc08 休憩の際に、水道を探そう。公園などで水道があったら 顔や腕を水で洗い流すのが、オススメ。火照った肌を冷やすのには、やはり冷水が効果的だ。汗でベトベトした肌を洗い流せばスッキリとリフレッシュできる。また古い日焼け止めなども水で洗い流せるので、塗り直すのにもいい。

夏場は木陰がある涼しいコースを積極的に選ぶ

20180625_bc27 真夏を走るなら、日陰の多いコースを選びたい。直接的な日光を避けるだけでも、涼しく感じられる。要注意なのは河川敷のサイクリングロード。数十kmにわたって日陰がまったくないということもある。夏は河川敷のみというルートは避けよう。

ボトルの中に氷を入れて冷やす

20180625_bc05 保冷ボトルにロックアイスなどを入れて積極的に冷やそう。冷たいものを直接入れるのが体内冷却に効果的。氷を直接口に入れてもいい。ロックアイスは仲間とシェアするのもいいが、洗ってない手を直接アイスのカップの中に入れるのは、女性ライダー的にはNGなので要注意!

クーラーの効いたところでクールダウン

20180625_bc07 コンビニなど休息ポイントにクーラーがあるなら中に入る。気温差でダルくなるという意見もあるが、 真夏は一時でも冷やすメリットのほうが大きい。夏に運動を続けている場合、火照ったカラダはクールダウンしてリセット。

ボトルの水かけで揮発を利用して涼しくなる

20180625_bc06 汗の揮発効果をボトルの水で再現。ボトルの水を首から背中にかけて、ジャージを濡らす。そして走れば、水分が揮発して涼しくなる。ボトルの水で涼しくなったぶん、汗をかかなくてすむ。ジャージのみでなく、アームカバーや足が火照ったときはシューズにかけてしまうのも、真夏の冷却には有効だ。

熱中症は命を奪うこともあるので、 殺人的な最近の夏にムリは禁物。ちょっとヤバめの暑さと感じたら、外で運動をするのはやめたほうがいい。ライドはあきらめてクーラーの中に逃げ込もう。

(出典:『BiCYCLE CLUB 2018年7月号 No.399[付録あり]』)
(ライター:千葉泰江)

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