クロモリロードバイク完全ガイド!フレーム素材や特徴からオーダーメイドまで徹底解説
トモヒロ
- 2019年07月13日
INDEX
オススメのメジャーブランド10選
DE ROSA(デローザ)
かわいらしいハートのロゴマークが印象的だが、1953年創業というイタリア屈指のピュアレーシングブランド。創業者ウーゴ・デ・ローザの精神はいまなお受け継がれ、名作ネオプリマートやチタンモデルなど幅広いラインナップが魅力。
デローザのチタンモデル「ANIMA」のインプレッションはこちらから。
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COLNAGO(コルナゴ)
かのエディ・メルクスを裏で支え続けたメカニック、エルネスト・コルナゴが立ち上げたイタリアンブランド。F1の名門フェラーリとのコラボモデルや、絵画のようなペイントを施したモデルが有名。独自のジルコ(星形)チューブを採用。
CINELLI(チネリ)
トッププロ選手のチーノ・チネリが、1948年に立ち上げたイタリアンブランド。ロードレーサーの基礎を築いたとされるスーパーコルサや、スチールとは思えない流麗なフォルムのレーザーなど、数多くの名車を生み出している。
GIOS(ジオス)
トレードマークのジオスブルーが人気のイタリアンブランド。元レーサーのトルミーソ・ジオスが1948年にトリノで創業した。名車コンパクトプロのほか、いまではミニベロやクロスバイクなども展開する総合ブランドに成長した。
BIANCHI(ビアンキ)
1885年創業というイタリアの最古参ブランド。誰もが一度は憧れるチェレステブルーは、創業者エドアルド・ビアンキが時の王妃マルゲリータに自転車を献上したときに見た、美しい瞳の色に由来していると言われている。
TOMMASINI(トマジーニ)
元プロレーサーのイリオ・トマジーニが1948年に立ち上げたイタリアンブランド。フレーム溶接から塗装までをイタリアの自社工場で行う稀有なブランドでもあり、そのエレガントなルックスは、イタリアンハンドメイドフレームの代名詞ともなっている。
CASATI(カザーティ)
家族経営の小規模スタイルながら、創業90年以上というイタリアの老舗。日本ではマニアックなブランドだが、その細部にまで行き届いた美しいフレームワークは芸術に域に達している。ヒドゥンシートポストという独特の集合部が特徴。
RALEIGH(ラレー)
日本でもよく知られているイギリスのブランド。創業は1888年と古く、かつてはプロレースでも活躍していたが、現在はツーリングバイクやミニベロなどもラインナップ。ステンレスフレームなどもラインナップする。
PANASONIC(パナソニック)
独自のセミオーダーシステム「POS(ポス)」を展開し、リーズナブルにクロモリバイクを提供する老舗ジャパンブランド。1980年代にはツール・ド・フランスにも出場し、日本ブランドとして初めてのマイヨ・ジョーヌを獲得している。
BRIDGESTONE ANCHOR(ブリヂストンアンカー)
日本を代表するマスプロメーカー、ブリシストンサイクルのスポーツバイク専門ブランド。独自のチューブ成型技術で作られるRNC7は、日本の優れた製造技術が結集したマスプロスチールバイクのひとつの到達点といえる。
自作フレームでクロモリを楽しむという選択肢も
クロモリバイクは、卓越した技術力と経験で作られるものだ。しかし、アウトドアアイテムを趣味で自作するガレージビルダーのように、自分で素材を集め、DIYでフレーム作りを楽しんでいるという人もいる。
編集部トモヒロもそのひとりで、キッカケこそ誌面の連載企画だったが、連載終了後も自身のブランドを立ち上げて製作を続けている。ジャパンバイクテクニークに出場したとき製作レポートはこちらから。
歴史があるぶんだけ、奥深くさまざまな顔をもつクロモリバイク。ロードバイクは速さを追求した乗り物だが、それだけではない魅力を秘めているのがクロモリバイクのよさだろう。レーサーとしては時代遅れかもしれないが、その素材がもつ特性、味を楽しめるのはこれからなのかもしれない。
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