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ズイフトがUCIロード世界選手権公式コースとステアリング機能を発表

「Zwift(ズイフト)」がユーロバイクで「FutureWorks」のステアリング機能と最新コース「Yorkshire」を発表した。以下、プレスリリースより。


アスリート向けの世界的なマルチプレイヤー型オンライントレーニングとレースのプラットフォームであるZwiftは本日、新たに立ち上げた「FutureWorks」ブランドからステアリング機能を発表しました。
さらに、ハロゲートの最終サーキットを再現したUCIロード世界選手権大会の最新バーチャルコース「Yorkshire」も併せて初公開しました。

世界最大規模の自転車の展示会「ユーロバイク (Eurobike)」で発表されたステアリング機能は、FutureWorksブランドから初めて登場するイノベーション。今後数週間以内に一般向けにリリース予定です。FutureWorksはZwiftが生み出す新たなイノベーションの紹介役として、Zwiftコミュニティに新製品の素晴らしさをアピールし、研究開発に努めていきます。こうしたイノベーションに対するZwiftコミュニティからのフィードバックを反映して、製品の最終版が出来上がる仕組みです。

Zwiftの共同創設者でCEOのEric Minは次のようにコメントしています。
「Zwiftチームは革新的なアイデアで溢れています。しかし、これまでは長期にわたる開発プロセスを経なければ、Zwifterがこうしたアイデアを試すことはできませんでした。ですが、FutureWorksを立ち上げたことで、コンセプト段階でより多くのアイデアを試せるようになります。そして同時に、私たちもZwifterが一体何を求めているのか、ダイレクトなフィードバックを得られるのです。つまりFutureWorksは、コミュニティの意見により一層耳を傾け、Zwifterがゲームに求めているものを鮮明に浮かび上がらせる手段だと言えます。」

新たなステアリング機能のテスト区間が設けられたのは、Watopiaの最新拡張コースであるTitan’s Grove。本コースは純粋に楽しさを重視してデザインされました。ZwifterがTitan’s Groveでライド中にテスト区間に近づくと、ステアリング機能を試すかどうかを尋ねるプロンプトが画面に表示されます。ステアリング機能を試すオプションを選ぶと、Zwifterは自動的に新しいトレイルのスタート地点に移動します。

Zwifterはトレイルのスタート地点で、ステアリング機能を有効にする方法について説明を受けます。ステアリングを制御するのは、iOSおよびAndroidで入手可能なZwiftコンパニオンアプリ。 iOmount Covert などのマウントを使用して、携帯電話をハンドルバーに取り付けるだけで準備が整います。Zwiftコンパニオンアプリは携帯電話の加速度計を通じてハンドルバーが左右に回転する際の動きを検知し、画面上のアバターの動作を制御できるようになっています。

今回登場する新たなステアリングルートの合計距離は約3.2 km。このルートはライダーの競争心を掻き立てる計測区間になっており、コーナーでのハンドルさばきに基づきスコアを得る仕組みです。100%のスコアで12分30秒以内に見事完走すると、ZwiftマウンテンバイクとZwiftマウンテンホイールがアンロックされます。

Zwiftの共同創設者で開発責任者を務めるJon Mayfieldは次のようにコメントしています。
「Zwiftのリリース以降に導入した機能の中でも、今回のステアリングは最もゲームの手法を応用した機能で、個人的にも非常にワクワクしています。Zwiftが誇る唯一無二のソーシャルなビデオゲーム体験を通じて、世界トップクラスのエンデュランスアスリートをはじめ、お母さん、お父さん、そして子供たちがそれぞれのフィットネス目標を達成しています。ステアリング機能はこうしたアプローチをさらに進化させるため、そしてより多くのアマチュアサイクリストやフィットネス愛好家をZwiftに惹きつけるために開発されました。」

Zwiftは向こう数ヵ月で、現在開催中のEurobikeで展示されている新発売のWahoo、Tacx、Stages、およびWattbike各社のスマートバイクにステアリング機能を導入予定です。各社のスマートバイクは、これから先もZwift体験を十分にお楽しみいただけるよう考慮して開発されました。

さらにZwiftは、EurobikeでUCIロード世界選手権大会の最新バーチャルコース「Yorkshire」も初公開しました。
Yorkshireコースは、UCIロード世界選手権の各種目がフィニッシュを飾るハロゲートの最終サーキットを再現したもの。本コースは近日中に一般リリースされる予定です。
ZwiftのゲームチームはGPXファイルデータと屋外ライドのデータを駆使し、ルートを正確に記録するだけでなく、プロ選手がレース当日に挑むのと同じ勾配を再現することに成功しました。

さらに、ZwiftのクリエイティブチームはInnsbruckの制作時と同様、ハロゲートのみならずサイクリングの非常に盛んなヨークシャー州周辺地域からもインスピレーションを得てプロジェクトに取り組みました。その結果、Yorkshireでも「Zwift Draft House」をはじめ、サーキット周辺に盛り込まれた複数のランドマークをお楽しみいただけることでしょう。

コースの詳細

◆2019 UCI WORLD HARROGATE CIRCUIT
2019年UCIロード世界選手権大会の公式サーキット
距離13.8 km
標高245 m

◆DUCHY
ハロゲートサーキットの北部の平坦なエリアを時計回りにライドします。短距離ですがハイスピードになるスプリント区間が盛り込まれたルートです。
距離10.7 km
標高204 m

◆QUEEN’S HIGHWAY
ハロゲートサーキットの北部の平坦なエリアを反時計回りにライドします。全速力で一気にスプリントをかけましょう。
距 離5.7 km
標高82 m

◆TOUR OF TEWIT WELL
ハロゲートサーキットの南部を逆方向で走ります。坂道がたくさんのこのルートを完走したら、Tewit Wellの有名な「元気が出る水」を飲みたくなるかもしれません。
距離10.7 km
標高204 m

◆ROYAL PUMP ROOM 8
起伏が連なるハロゲートサーキットのハードな区間を両方向で挑戦します。完走したらヘトヘトになること間違いなし。疲労した脚の回復には、ヨークシャー州の炭酸鉄泉を一口飲むだけでは足りないかもしれません。
距離27.5 km
標高490 m

◆Harrogate Circuit Reverse – イベントのみ
2019年UCIロード世界選手権大会の公式サーキット。今回は逆方向で挑んでみましょう。
距離13.7 km
標高245 m

Zwift
http://zwift.com/ja

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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