【クップ・ドュ・ジャポン】超スプリントレースを制したのは”耐久王”宮津
Bicycle Club編集部
- 2019年09月25日
4月に開幕したクップ・ドュ・ジャポンMTBもシリーズ終盤戦を迎える。XCエリートは、世界選手権そしてワールドカップ転戦を終えた山本幸平(DREAM SEEKER MTB RACING)と、海外遠征中のチームブリヂストンサイクリングの2名を除き、トップランカーが勢揃い。
杉ノ原スキー場のメインゲレンデを中心に2つのシングルトラックがレイアウトされた1周4kmのコースは、最後のシングルトラックを除けば、テクニカルな要素の少ないハイスピードコース。
台風の接近による天候の悪化も懸念されたが、日曜日のXCOはスケジュール通りに進行。
11時30分にスタートした女子クラスは、U23日本代表の松本璃奈(TEAM SCOTT JAPAN)が序盤をリードするが、2周目に今井美穂(CO2bicycle)が前に出ると、3周目には10分台でラップ。疲れの見えた松本を一気に突き放して今季3勝目を挙げた。
午後のエリート男子は、前戦優勝の中原義貴(WIAWIS RACING)がチェーン切れというアクシデントで始まった。佐藤誠示(SAGE’S STYLE)を先頭に舗装区間を駆け上った集団は、ランキングリーダーの前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、北林力(DREAM SEEKER MTB RACING)と、首位を入れ替えながらシングルトラックへ突入。2周目からは、前週の王滝SDA120kmで優勝した宮津旭(PAXPROJECT)と、北林によるトップ争いが繰り広げられたが、4周目に宮津が前に出ると、徐々に差を広げて昨年の開幕選以来の優勝を飾った。3位には淡々と走りきった前田。
DHIは台風の影響で中止に
XCOレース終了後には、DHIのジュニア/エリート/マスターズによるタイムドセッションが行なわれ、清水一輝(DELIGHTED JAPAN)がトップタイムをマークしたが、翌日のレースは、台風の通過による強風のためゴンドラ搬送が不可能となり、全カテゴリーがキャンセルされた。
リザルト
男子エリート
1 宮津 旭 長野県 JPN PAXPROJECT 55:40.55
2 北林 力 長野県 JPN DREAM SEEKER MTB RACING TEAM 55:55.53
3 前田 公平 東京都 JPN 弱虫ペダルサイクリングチーム 58:19.27
女子エリート
1 今井 美穂 群馬県 JPN CO2bicycle 44:21.53
2 松本 璃奈 長野県 JPN TEAM SCOTT JAPAN 45:02.87
3 矢吹 優夏 東京都 JPN B・B・Q 47:06.37
Coupe du Japon 国際妙高杉ノ原ステージ
XCO第7戦、DHI第3戦
日程:9月22日、23日
会場:妙高杉ノ原スキー場
主催:杉ノ原実行委員会(杉野沢観光協会内)
http://mtb-l.jp/cj
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