自転車国内最高峰Jプロツアー開幕戦は山本元喜が勝利!無観客でオンライン配信
Bicycle Club編集部
- 2020年07月23日
7月23日ようやく開幕戦を迎えた、国内最高峰の自転車ロードレース「Jプロツアー」。「東日本ロードクラシック群馬大会Day1」が群馬サイクルスポーツセンターで開催され、山本元喜(キナンサイクリングチーム)が勝利した。
無観客大会とし、感染対策をしての開催
本来4月18日、19日に開催予定だった「東日本ロードクラシック群馬大会」が、7月23日から25日まで3日間開催となった。本来ならば東京2020のロードレースの開催予定日は7月25-26日で、日本のロードレースにとって記念すべき日になる予定だった。
今回大会は無観客、さらに感染症対策として健康状態に関する申告書の提出を関係者に徹底するほか、入場時の検温、手指消毒などの対策をしての開催となった。また、無観客とした配慮としてJプロツアーのレースの模様は3日間ともライブ配信する。開幕までにJBCFも理事長がチームマトリックスパワータグの安原昌弘監督になるなど、体制も変更。さらに同チームでは新たにレオネル・キンテロ(ベネズエラ)、さらに吉田隼人がチームに復帰するなど戦力を補強してこのレースに挑んだ。
ブリッツェン増田、弱虫ペダル前田、フジ佐野を含む10人以上の逃げ
序盤から10数名の選手が抜け出し、最大でメイン集団と2分以上の差をつけて展開となった。メンバーは宇都宮ブリッツェンの増田成幸、小野寺玲、弱虫ペダルサイクリングチームの前田公平、織田聖、キナンサクリングチームのトマ・ルバ、山本元喜、新城雄大、レバンテフジの佐野淳也、海野晋作、マトリックスパワータグ小森亮平など前日本チャンピオン経験者を含む強烈なメンバーで、メイン集団と均衡した状態が続く。
さらに残り10周回を超えると、先頭集団、メイン集団ともにペースアップしはじめる。新チームながら先頭に佐野と海野の2人を送り込み健闘していたレバンテフジだが、エース佐野がトラブルで、さらに海野も先頭集団から離脱してしまう。そして先頭集団は数を減らしていく。
いっぽう、後方集団はチームUKYOが引き続けてきたが、後半からは一時的にマトリックスパワータグもペースを上げはじめるが、すでに時は遅く、先頭での勝負へ切り替える。残り3周回まで先頭の9名がハイペースを維持。いっぽう後方集団は2分差で宇都宮ブリッツェン、マトリックスパワータグがコントロールしはじめる。
最終局面は増田、山本、織田に絞られる
残り2周で9人の集団から増田のアタックをきっかけに、山本、織田が抜け出し、後方にアドバンテージをつける。そして、3人のなかで山本がラスト1周で積極的な動く。まず一号橋を越えたところから仕掛け、そのあと増田と織田に追いつかれるも、最後ゴールスプリントでその強さを見せた。
リザルト
1 山本 元喜(KINAN Cycling Team)2:59:01
2 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン) + 00:00
3 織田 聖(弱虫ペダル サイクリングチーム)+00:01
4 小野寺 玲 (宇都宮ブリッツェン)+00:39
5 小森 亮平 (マトリックスパワータグ)+00:39
6 草場 啓吾 (愛三工業レーシングチーム) +00:39
敢闘賞
前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)
Jプロツアーリーダージャージ
山本 元喜 (KINAN Cycling Team)
ネクストリーダージャージ
織田聖 (弱虫ペダルサイクリングチーム)
7月24日、25日も引き続きレースが開催予定だ。
ライブ配信はこちらから
7月23日(木・祝) 14:30レーススタート
https://www.youtube.com/watch?v=9fzgD6O6-fE
7月24日(金・祝) 15:30レーススタート
https://www.youtube.com/watch?v=O_J8tYPP1vw
7月25日(土) 14:00レーススタート
https://www.youtube.com/watch?v=b6ZvBvgR8t0
問い合わせ:JBCF 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
https://www.jbcf.or.jp
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