BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • トリコガイドシリーズ
  • buono
  • ei cooking
  • Yogini
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD

感染防止で自転車に注目の前に対策を!  自転車通勤推奨の落とし穴【 #RideSolo】

このコロナ禍で、感染予防の観点から自転車通勤に注目が集まっている。政府は3月28日に発表された「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」のなかで、「職場に出勤する場合でも、時差出勤、自転車通勤等の人との接触を低減する取組を引き続き強力に推進すること」としている。

これを引き合いに出すまでもなく、今後自転車通勤・通学が増加することは間違いない。自転車が注目されるのは喜ばしいことではある。しかし心配なのは、多くの人が電車から自転車通勤・通学に切り替えた場合の混乱だ

自転車推奨はうれしいけど、ホントに大丈夫!?

自転車が注目されるのは、サイクリストとしても喜ばしいことではある。しかし本誌は、「ちょっと待てよ」と言いたい。多くの人が電車から自転車通勤・通学に切り替えた場合、その混乱が心配なのだ。

たとえば本誌編集部のある東京・用賀の沿線、東急田園都市線の場合

この路線では平時なら平日の夕方、1車両170人×10両で1700人の乗車がある。1時間の運行本数は19本とすると総利用者は約3万2000人。この3割が自転車通勤・通学に切り替えたとすると、並行して走る国道246号には1時間で約1万台の自転車がやってくることになる。これは参加規模1万人のMt.富士ヒルクライムが延々と続くイメージ。しかもそのほとんどはヘルメットも被らず、走行にも慣れていない。歩道を走ってしまう人も多いだろう。
さらに、都内の私立高校では、コロナウイルス感染防止しながら学校を再開するために、自転車通学の距離制限の見直しを検討している学校もある。

対策として車道の1レーンを
自転車専用にすることはできないものか

自転車活用推進研究会の小林成基理事長に聞いてみた。
「海外の都市の中には歩行者や自転車の通行空間を臨時に拡大した例があるが、日本はその前提となる車道通行が一般的になっていないので、混乱を拡大する傾向があります。そのため、一部では強い批判を受ける可能性があります。さらに、たとえば通勤を奨励するために車線を描き直すとなると計画、予算取り、入札、実施、規制見直しというハードルを越えるのに何カ月(あるいはそれ以上)もかかります。その声を政治家たちに伝えることが第一で、そのためにも一般国民の理解と賛同を求める活動が必要になります。ですから今われわれは、『自転車という手があるぞ』ということを楽しく、正しい形で伝えないといけません」

※自転車活用推進研究会とでは、上記対策として編集部と共同で自転車利用状況を緊急調査しています。

コロナ後の通勤通学への自転車利用に関するアンケート

政策が難しいなら、個々に対策を
そのヒントはルート選び

政策での対応はなかなか難しいというのが現状のようだ。ではこのような事態に備え、われわれサイクリストができることは何か。それは率先して車道通行、キープレフト、ヘルメット着用、保険加入を行うこと。そしてマナーある走行を、行動をもって周囲に示し啓蒙していくことだろう。

それに加えて本誌連載でもおなじみの「自転車ツーキニスト」疋田智さんは、危険な幹線道路ではなく交通量の少ない道を選んで走ろう、と提案する。

「交通量が少なくて、自転車ピクトグラムが描いてあって、いざとなったら電車に乗れる。そんな都心からの放射線状の推奨ルートが紹介されたらいいね。『ナショナルサイクルルート』ならぬ『首都圏安全サイクルルート』みたいな」

いずれにせよ賢いサイクリストなら、来るべき「自転車通勤危機」に備えておくべきだろう。

編集部では“RideSolo”(ライドソロ)をお薦めします

世界中で「ロックアウト(都市封鎖)していない自転車に乗れる国や地域」では、社会的距離をとるために「一人で走る“#RideSolo”(ライドソロ)」が、感染拡大を防ぎつつ健康的に欠かせない運動として自転車に乗る上でキーワードとなる。

外出自粛ながらも日常の健康維持として自転車に乗れることは奇跡的な状況といえる。海外ではサイクリングすらも許されない厳しい事態にまで追い込まれているが、もちろんこうした強制は望ましい状況ではないし、避けないといけない。

この先、各国、地域ごとの事情。そして刻一刻と変化すると状況は変化する。さらにそれぞれ置かれた立場が異なるのでこの“ライドソロ”がいつまでベターな方法かはわからない。今現在(5月15日)、編集部では感染が広がりつつつある地域でできることは、集団ではなく、一人で安全に自転車に乗ることだと考えている。

ただし、これは自主的なもので、決して他人に強要したり非難するものではない。あくまでも安全で、健康的に自分たちが走り続けられる環境を維持するために、自分たちができる行動をしようというものだ。

いままでクルマ、自転車、そして歩行者の間は安全のため距離1.5mが求められてきた。そしてCOVID-19の感染拡大対策として、さらに人と人と社会的距離(SOCIAL DISTANCE)も求められる。そのキーワードが”#RideSolo”だ。

最後に、基本は健康で安全であること。住んでいる国や地域の自治体からの要請、指示に従うことが前提であることをあらかじめ付け加えさせていただきたい。編集部でもひきつづき#RideSoloをキーワードにヒントとなる情報をアップデートしていく。

※新型コロナウイルス(COVID-19)に関する最新情報は 厚生労働省 や 首相官邸、お住まいの各自治体など公的機関の情報でお確かめください。

参照
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

SHARE

PROFILE

BiCYCLE CLUB 編集部

BiCYCLE CLUB 編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

BiCYCLE CLUB 編集部の記事一覧

No more pages to load