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自転車に注目! 国連がコロナ後の復興に自転車を推奨する理由

国連は自転車が、Withコロナの復興の解決策に自転車の有効性を説いている。2020年5月22日には国連が加盟する欧州諸国がコロナウイルス後の移動手段として、自転車が環境に優しく、健康的で、持続可能なものになる方法を話し合うためのタスクフォースを立ち上げた。すでにミラノ、ジュネーブ、ブリュッセル、ロンドンなどで自転車専用レーンへの投資を決定するなど、自転車を有効利用する政策がはじまっている。以下、国連WEBサイトより

国連、COVID-19後の「グリーン復興」の推進役として、
自転車に注目(COVID-19関連記事・日本語訳)

COVID-19が大流行するニューヨークで、マスクを着けて右折のサインを出す自転車利用者©A. Istria

欧州やその他の地域で、多くの国がロックダウン(都市封鎖)の解除を始める中で、国連欧州経済委員会(UNECE)は、より効率的で環境に配慮したシステムにつながる形で、輸送部門が復興を遂げるための機会と義務に着目しています。そして「『今までどおりのやり方』に代わる『新しい常態(ニューノーマル)』を確立する必要がある」と述べています。

‎ロックダウンの期間中、都市住民は大気の浄化のおかげで、青く澄んだ空を満喫し、騒音が減るにつれて、鳥のさえずりも耳にするようになりました。バルセロナでは、各種の汚染レベルがおよそ62%も低下し、UNECEによると、ミラノやロンドン、パリなど、欧州のその他大都市でも同じような状況が見られています。

過密な大量輸送を避け、保健当局によるフィジカル・ディスタンシング(身体的距離確保)の助言に従い、徒歩や自転車を利用する人々が増える中で、公共交通機関の利用は大幅に低下しました。この動きに応える形で、ミラノ、ジュネーブ、ブリュッセル、ロンドンは柔軟な自転車専用レーンへの投資を決定しています。

COVID-19が大流行するニューヨークで、マスクを着けた自転車利用者©A. Istria

同時に、混雑を避けるためにマイカーを利用する人も増えています。UNECEの指摘によると、自家用車が再び大量に用いられることになれば、各国政府は持続可能な開発に向けた自国の目標とパリ協定のターゲットを達成できなくなります。

UNECEと世界保健機関(WHO)が共同で主導する「運輸・保健・環境汎欧州計画(THE PEP)」に基づき発足したタスクフォースは、こうした懸念を解消し、環境に配慮した健康的かつ持続可能な移動手段に関する一連の原則を定めることを目指しています。

タスクフォースは加盟国、国際機関、市民社会、学界その他のステークホルダーの代表で構成され、輸送部門の長期的、戦略的変革を模索することになります。

来年、ウィーンで開催予定の運輸・保健・環境に関する第5回ハイレベル会合では、諸原則が提案され、加盟国の支持が求められる予定です。

アントニオ・グテーレス国連事務総長は、国際マザーアース・デーに寄せるメッセージの中で、COVID-19からの環境に配慮した復興を決定づける 6つの気候関連行動を提案しましたが、その中には化石燃料に対する補助金撤廃の呼びかけも含まれています。

歩行者と自転車利用者に投資を

国連環境計画(UNEP)によると、都市住民の大半を占める歩行者と自転車利用者に投資すれば、人命を救い、環境保護に貢献し、貧困削減を支援することができます。

COVID-19が大流行するニューヨークのブルックリンブリッジパークで、マスクを着けた自転車利用者©A. Istria

UNEPの排出ギャップ報告書(2017年)は、2030年に予測される世界全体の温室効果ガス排出量をさらに25%程度削減し、危険な気候変動を最小限に抑えられる可能性を残すためには、全世界で対策を緊急かつ劇的に拡大しなければなりません。

歩いたり、自転車に乗ったりしている人々のニーズ充足は、都市が人口成長と排出量増大の関係を断絶し、大気の質と交通安全を改善することに役立つモビリティー・ソリューションの一環として不可欠であるにもかかわらず依然として見落とされがちな存在となっています。

この問題に取り組むため、UNEPと「自動車と社会のための国際自動車連盟基金(Fia Foundation for the Automobile and Society)」の共同イニシアチブとして立ち上げられた「シェアザロード・プログラム」は、歩行者と自転車利用者のニーズを優先するため、ベストプラクティスを紹介するとともに、世界中の政府との協力も行っています。

世界自転車デー(World Bicycle Day)

マスクをするサイクリスト(ニューヨーク) ©A. Istria
世界は6月3日、「世界自転車デー」を迎えます。2世紀にわたって利用されてきた自転車の独自性と長寿性、多用途性を認識し、国連総会が設けた国際デーです。世界保健機関(WHO)によると、手頃な価格で入手でき信頼性が高く、持続可能な輸送手段である自転車は、環境を大切にする意識を育て、健康を増進することで、費用対効果の高い輸送形態を提供しながら、心臓病や発作、一部の癌、糖尿病、さらには死亡のリスクさえも削減します。

自転車がもたらす数多くの恩恵に対する認識を広めるため、国連は加盟国に対し、サイクリングの文化を育て、国や地域でサイクリング大会のような取り組みを実施する一方で、歩行者の安全と自転車移動の利便性を高めるよう促しています。

執筆者について

グローバル・コミュニケーション局

原文掲載サイトはこちら
https://www.un.org/en/coronavirus/un-eyes-bicycles-driver-post-covid-19-%E2%80%98green-recovery%E2%80%99

ライドの際にはマスクをつけるよりも、距離を保ちましょう

ここでの国連の写真ではマスクをつけて自転車を利用しているが、6月16日にWHO(世界保健機構)がフェイスブック上でエクササイズ中にはマスクを着用しないことを推奨している。エクササイズするときにはマスクをつけずにすむ距離を保ちましょう。

https://www.facebook.com/WHO/photos/a.167668209945237/3245900815455279/

※新型コロナウイルス(COVID-19)に関する最新情報はスポーツ協会、 厚生労働省 や 首相官邸、お住まいの各自治体など公的機関の情報でお確かめください。

参照

スポーツ協会「スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」
https://www.japan-sports.or.jp/about/tabid1278.html

厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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