『出前館』アスリート応援プロジェクトで自転車選手を支援、新田、長迫、小林選手から

Bicycle Club編集部

2020年06月27日

日本最大級の出前サービス『出前館』が、新型コロナウイルスの影響を受け、スポンサーフィーや大会賞金等を獲得する機会が減っているアスリートに対し、全国に拡がる『出前館』の配達スタッフとして空き時間に活動してもらうことで、アスリートの支援を開始する。その第一弾として2020年6月28日（日）より、『出前館』の「シェアリングデリバリー®」の配達手段に必須となっている「自転車」にスポットを当て、日本のトップ自転車競技者である新田祐大選手、長迫吉拓選手、小林優香選手らを筆頭に、自転車競技ライセンス登録者等、約1万人のアスリートを対象に、支援をスタートする。

自転車デリバリーの交通ルールが注目されるなか、同社の対応に期待したい。

『出前館』アスリート応援プロジェクト第一弾
自転車競技の約1万人に空き時間活用支援開始

『出前館』は「しあわせはすぐ届く」をタグラインに掲げ、自宅やオフィスで食事をする際に、弁当、中華、カレーやハンバーガーをはじめとする多数のジャンルから食事を注文でき、お届けまで最短20分という出前サービスを運営しています。もともとは宅配ピザ、宅配寿司等を中心とした宅配専門店を多く取り揃えていましたが、2017年より、配達機能を持たないお店でも『出前館』に加盟する複数店舗で、『出前館』が連携した配達機能をシェアすることにより出前が可能になるサービス「シェアリングデリバリー®」を開始しています。「シェアリングデリバリー®」は、これまで外食店舗が人手不足等により実施できなかった出前が可能になるだけでなく、注文可能な店舗が拡がることで、お客さまの日常生活における食の選択肢を増やすことができます。現在、そのネットワークは全国に拡がっており、この配達機能を担うドライバーも、交通安全マナーや品質管理マナーが重要になっています。
今回、新型コロナウイルスの影響で大会等の稼働機会が少なくなり、収入が減少し、さまざまなアルバイトを行うアスリートも増えている状況にあることから、『出前館』では礼儀正しく、かつ体力もあるアスリートの受け入れを増やす方針を決めました。特に「シェアリングデリバリー®」の仕組みと相性の良い自転車競技のアスリートに対しては、特別手当等の金銭的な支援と同時に、配達時にアスリートのプロフイールカードを配布していただくことで、アスリートの認知度アップと活動の認知及び寄付の呼びかけも行っていきたいと考えております。
まずは自転車競技のアスリートの中でも、自転車競技出場予定選手である新田選手、小林選手、長迫選手の3名の選手からスタートし、自転車競技ライセンス登録者等、約1万人アスリートを対象にプロジェクトの参加受け入れを行います。トップアスリートから練習生まで、各地域で頑張るアスリートが出前をお届けすることで、収入を確保していただきつつ、アスリートの支援による地域の活性化にも繋げたいと考えております。
『出前館』では引き続き、新型コロナウイルスの影響により発生する社会問題の解決につながる取り組みを積極的に展開してまいります。

シェアリングデリバリーとは

『出前館』に注文が入ると、店舗及び配達を行う拠点（以下、シェアデリ拠点）に直ちに注文が入り、店舗は指定時間までに料理を仕上げます。その後、配達はシェアデリ拠点が所有するバイクや電動自転車と配達員で行います。
本サービスを導入することにより、店舗は新たに配達員を採用しなくても出前サービスを実施できます。また『出前館』をご利用されるお客さまにとっては、これまで以上に多様なジャンルの出前をご注文できるようになります。