自転車トップアスリート、新田、長迫、小林選手が出前を届ける! というサプライズ!
Bicycle Club編集部
- 2020年07月03日
先日、日本最大級の出前サービス『出前館』が、新型コロナウイルスの影響を受け、試合出場機会やスポンサーフィーを獲得する機会が減っているアスリートに対して、全国に拡がる『出前館』の配達スタッフとして空き時間に活動してもらうことで、アスリートの支援を発表した。これはデリバリーによる収入を得ながら、アピールの場を設けるというもの。
この支援プロジェクトの第1弾として、日本のトップ自転車競技者である新田祐大選手、長迫吉拓選手、小林優香選手がチャレンジし、出前館のデリバリーの研修に参加した。そして、日本代表候補選手3人がお家に牛丼を届けに来るというサプライズが起こった。
新田選手と出前館の話し合いのなかで
生まれたプロジェクト
「人生初のアルバイトです」というトラック競技男子ケイリン、男子スプリントの日本代表候補の新田祐大選手。届け先に無事デリバリーすることができた。
今回は新田選手と出前館との話し合いのなかで、「アスリートにできることはなにか?」ということではじまったプロジェクトだ。アスリートが実際にデリバリーし、対価を得ることももちろんだが、それ以上にアスリートがデリバリー先で新たにファンを獲得できる付加価値が生まれる。
アスリートとして実績の新田選手にとって、こうしたスポーツと経済との結びつき、さらに自転車競技者を多くの人に知ってもらうということが、このプロジェクトの狙いだ。
お届け先が自転車競技ファンなら、アスリートが実際に届けてくれる嬉しさがあり、自転車競技にいままで興味を持っていなかったなら、新たに自転車ファンの獲得につながる。
研修ではルールから接客までを体験
「はじめての接客で緊張します。これを機会にBMXという競技を新たに知ってもらうチャンスになればと思います」とBMXレーシング日本代表候補の長迫吉拓選手。
自転車デリバリーについては、出前館では研修を実施し、さらに雇用関係となるため万が一の事故に備えての保険についても会社負担となる。6月28日、東京・日本橋で新田、小林、長迫の3選手は研修を受けた。
当日はあいにくの天気だったが、指導員の見守るなか、実際のお客様からのオーダーを受け、店舗での受けた渡し、さらにデリバリーを体験した。
自転車に関する交通ルール、安全についてはもちろんだが、食品の扱い、さらにスマホアプリを使っての店舗とのやりとり、接客についても研修内容に含まれている。
店舗や本部、お客様とのコミュニケーションはアプリを使っておこなわれる。
吉野家で商品を受け取り。ここでもアスリートであることをPRする名刺が配られた。
食品を運ぶ際の細かな注意をうけた。たとえば暖かいもの、冷たいもの、汁物を分類して収納する。また、オーダーの確認もおこない、お客様からの個別の指示もチェックする。
アスリートは専用の名刺を用意される。お届け先で名刺を配ることで、アスリートとしての自分をピーアールし、自転車競技を知ってもらうチャンスにもなる。
『出前館』アスリート応援プロジェクト第一弾
自転車競技連盟の登録者なら支援を受けられる
「これを機会に自転車というマイナー競技を知ってもらうチャンスになります」とトラック競技女子ケイリン、女子スプリントの日本代表候補の小林優香選手。
全国に拡がる『出前館』の配達スタッフとして空き時間に活動してもらうことで、アスリートの支援をするプロジェクト。その第一弾として自転車競技ライセンス登録者等、約1万人のアスリートを対象に、支援をスタートする。これはJCF(日本自転車競技連盟)の選手ライセンスホルダーなら全員が対象になる。自転車デリバリーに関して交通ルールが注目されるなか、自転車競技選手の意識の高い走りにも期待したい。
7月3日にアスリートの申し込みフォームも完成し、受付が開始した。
受付フォームはこちら
https://forms.gle/GdpjQVsvWcths1YA7
問い合わせ:出前館
https://demae-can.com/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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