国内最高峰の自転車レースJプロツアー雷でキャンセル|群馬サイクルスポーツセンター
Bicycle Club編集部
- 2020年08月23日
国内最高峰のJプロツアーが先月に引き続き、8月22日~23日、群馬ロードレース8月大会/交流戦が群馬サイクルスポーツセンター(群馬県利根郡みなかみ町)で開催。このJプロツアー第6戦は、昨年からスタートした「交流戦」。下部クラスタのJエリートツアーE1の選手がJプロツアーの選手と同じレースを走る、まさにプロアマの交流戦だ。
ところが、8月22日開催のDay1は不安定な天気により雷雨が発生したためレースは中断、無効レースとなってしまった。続く8月23日14時からDay2のレースが開催予定だが、雷が発生しやすい気象条件なっており、その開催が危惧される。以下、JBCFのレポートより
交流戦初日は天候悪化によりレースキャンセル
JプロツアーチームとE1クラスタの選手の大集団がスタートしていく
Jプロツアー第6戦
群馬ロードレース8月大会/交流戦 Day-1
日付 2020年8月22日
開催地・コース 群馬サイクルスポーツセンター 群馬県利根郡みなかみ町新巻3853番地(6km/1周)
距離:102km(JPT・E1)、72km(F)、72km(E2・E3)
■Jプロツアー+E1クラスタ(JPT・E1)
会場は開幕戦と同じ群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキット。初日のDay-1は17周102kmのレースに、Jプロツアー16チーム+JCF強化指定選抜チームとE1クラスタの選手が出走した。
リアルスタート直後からアタックと吸収が繰り返され、長く伸びる集団
リアルスタート直後からアタックと吸収が繰り返され、ラップタイムは8分代前半のハイペースで進行する。
数名が飛び出したり、集団が大きく2つに割れたこともあったが、スタート前に天候悪化によるレース短縮の可能性が伝えられていたこともあってか、この日の集団はなかなか逃げを容認しない。
宇都宮クリテリウム E1で優勝した留目夕陽(東京都立八王子桑志高等学校自転車競技部)がアタック
畑中勇介(チーム右京)を含む集団が飛び出すが、逃げとして容認されず
8周目に入ると雨粒が落ち始め、雷鳴が聞こえはじめる。これによりレースが一時中断され、8周回完了のコントロールラインでレースが止められた。その後再スタートが検討されたが、天候回復の見込みが立たず、その後のレースはキャンセルとされた。
8周完了時に走っていた選手は完走扱いとし、3周完了時と6周完了時の2回の中間スプリントポイントは有効とされた。
結果 JPT・E1 102km(8周回・48km終了時でレースキャンセル)
中間スプリントポイント
3周回完了時 山本元喜(KINAN Cycling Team)
6周回完了時 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ )
Jプロツアーリーダー
小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー
織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
Jフェミニンツアー(JFT)は
渡部春雅(駒沢大学高等学校)が独走で勝利
3周を単独逃げきりで優勝した渡部春雅(駒沢大学高等学校)
12周72kmのレースは、序盤から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、オープン参加の渡部春雅(駒沢大学高等学校)がペースアップ。渡部は3周回終了時のスプリントポイントを先頭通過したのをきっかけに単独先行。4周目には集団に戻るものの、この動きで集団は6名まで絞られる。
レース終盤、渡部春雅(駒沢大学高等学校)、唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)、樫木祥子(株式会社オーエンス)の3名となった集団
残り3周、ホームストレートで渡部がアタック。後続との差を一気に30秒まで広げて独走体制を築く。追走の足並みが揃わないこともあり、渡部はそのままフィニッシュまで逃げ切って優勝。樫木祥子(株式会社オーエンス)は5位となり、4位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)にリーダージャージが移った。
F(女子)表彰式
F(女子)フェミニンリーダージャージは唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
結果 JFT 72k
1位 渡部春雅(駒沢大学高等学校) 2時間8分4秒
2位 大堀博美(MOPS) +20秒
3位 伊藤優以(Team ZERO UNO FRONTIER) +32秒
中間スプリントポイント
3周回完了時 渡部春雅(駒沢大学高等学校)
6周回完了時 渡部春雅(駒沢大学高等学校)
Jフェミニンリーダー
唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
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