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サビとり剤によるサビとり方法! 粘度や成分の違いと用途に合わせた使い分け

外に置いたままの自転車や雨で走ったあとの自転車は、すぐにサビてしまう。サビ落としにはいろいろな方法があり、用途に応じて使い分けたい。ここでは「サビとり剤によるサビとり」を紹介しよう!

サビとり剤によるサビとりのやり方

いろいろなサビとり剤が売られている。自転車用としてホームセンターなどでよく目にするのが、チューブタイプのサビとり剤だ。コンパウンドとサビを落とす成分が混ざったもの。歯磨き粉のような粘度で、自転車の垂直な部分に塗っても落ちにくく、塗り広げやすい。
各種あるサビとり剤の違いは、おもに粘度などだ。パーツ単体に向いているものなど、用途に応じて使い分けるといいだろう。
変わったものとしては、サビを黒サビに変換して、サビそのものを防錆コートにするものもある。そしてこのタイプにも、いろいろな種類がある。

チューブタイプのサビとり

よくある自転車用のサビとり剤。コンパウンドタイプでメッキ面に向く。

固さは、チューブタイプの歯磨きペーストぐらい。キャップの裏で穴をあけ、まずはウエスなどにつける
サビを落としたい部分に塗る。適度な粘度ゆえくっつきやすいうえ塗り広げやすく、着色されたコンパウンドはついたところがよくわかる
そのままウエスでこすり落としてもいいが、サビを溶かす成分も含まれているので、1分ほど置くとさらにいい
サビを落とすように、ウエスでこすりながらふき取る。けっこうサビ落とし効果は高そう
サビサビだったメッキ面に輝きが戻った。ただしサビで荒れた表面が、あばたのようになってしまうのはしかたがない
よく見ると、こすった跡が残ることも。これはサビで壊れたメッキがはがれ、ウエスについてメッキ表面を傷つけてしまうからだ

使用アイテムはこちら

 

塗って溶かすサビとり

サビを溶かす成分が主体のサビとり剤は、細かいパーツのサビとりに向く。

キャップにはブラシが付いており、粘液状のサビとり剤をすぐにパーツにつけられる。パーツの一部分などにも塗れるので細かい部分の作業におすすめ
5分ほど置いてサビを溶かす。目視でサビの赤みが消えたのを確認したら、ウエスでサビとり剤をふき取る
完了!

使用アイテム

カーシャンプーなどで有名なソフト99のサビとり剤。サビを溶かすリン酸が主成分。ベトッとした粘液状でパーツ表面に残りやすい。

黒サビに変換する溶剤

黒サビは、酸化膜で赤サビを抑える。この溶剤は、サビを変換して黒サビに変える。

クルマ用のサビ落としが各種そろうホルツの製品。溶剤を入れるカップと筆がついている。溶剤を必要なぶんだけカップに入れる
サビを落とさずそのまま塗る。糸を引くほどにネバネバしている。塗ると赤サビが黒サビに変換して黒くなる
溶剤は固まりコーティングされる。これで浸食する赤サビが黒サビの被膜で抑えられる。この上から塗装もできる

 

※この記事はBiCYCLE CLUB別冊「自転車サビとり再生術」からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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