シマノレーシングが優勝!ロードレース国内トップチームが揃う最後の戦いが宇都宮で開催|バンクリーグRound2宇都宮ステージ
Bicycle Club編集部
- 2020年11月15日
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11月14日に宇都宮競輪場でバングリーグの最終戦となる第2戦が開催された。先日、サイクルロードレースリーグ(以下略JCL)が発表された後での初のレース、来シーズン、ロードレースの国内リーグがJプロツアーとJCLレースとに分裂することが危惧される両チームが一堂に会することでも注目を集めた。
レースはシマノレーシングが決勝で愛三工業レーシングを下して優勝。今年数少ない観客を入れてのイベントであり、宇都宮ブリッツェンのホームである宇都宮でのイベントということもあり、多くの観客の中での優勝となった。
また、今年限りでの引退を表明している4名の選手の引退セレモニーも行われたほか、番外編ではイケメングランプリが開催されるなど盛りだくさんなイベントとなった。
東部リーグを制したのは愛三工業レーシング
東部リーグは以下の組み合わせで開催された。
- 第1試合 宇都宮ブリッツェンVS那須ブラーゼン
- 第2試合 宇都宮ブリッツェンVS愛三工業レーシング
- 第3試合 那須ブラーゼンVS愛三工業レーシング
第1試合は宇都宮ブリッツェンが制す
第1試合は宇都宮ブリッツェンVS那須ブラーゼンで、小野寺兄弟対決が実現。
今シーズン限りで弟の小野寺慶が引退を表明していることもあり、兄弟揃って走る最後の機会となった。
レースは1回目のポイントを小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が、2回目のポイントを鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)が獲得し、宇都宮ブリッツェンが早くもリーチをかける展開に。
3回目のポイントを西尾憲人(那須ブラーゼン)が、4回目のポイントを渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)が獲得し、同点に持ち込むも、先頭集団が小野寺玲、渡邊、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)となってしまい、5回目のポイントを増田が獲得し、3対2で宇都宮ブリッツェンの勝利となった。
第2試合は愛三工業レーシングが制す
第2試合は宇都宮ブリッツェンVS愛三工業レーシングで、宇都宮ブリッツェンが勝利すると決勝進出が決まる形に。
1回目のポイントを岡本隼(愛三工業レーシング)が、2回目のポイントを貝原涼太(愛三工業レーシング)が獲得し、第一試合とは逆に、愛三工業レーシングが早くもリーチをかける展開に。
3回目のポイントは鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)が獲得するも、4回目のポイントを中川拳(愛三工業レーシング)が獲得し、愛三工業レーシングが3対1で勝利となった。
第3試合も愛三工業レーシングが制し、決勝へ進出
第三試合は那須ブラーゼンVS愛三工業レーシングで、愛三工業レーシングが勝利すると決勝進出が決まる形に。
1回目のポイントは當原隼人(愛三工業レーシング)が、2回目のポイントを岡本が獲得し、3回目のポイントを中川が獲得し、完勝で愛三工業レーシングが決勝進出を決めた。
西部リーグを制したのはシマノレーシング
西部リーグは以下の組み合わせで開催された。
- 第1試合 シマノレーシングVSキナンサイクリングチーム
- 第2試合 シマノレーシングVSマトリックスパワータグ
- 第3試合 キナンサイクリングチームVSマトリックスパワータグ
第1試合はシマノレーシングが制す
第一試合はシマノレーシングVSキナンサイクリングチームの対決。
1回目のポイントを一丸尚伍(シマノレーシング)が、2回目のポイントを福田真平(キナンサイクリングチーム)が獲得し、序盤はイーブンな展開に。
3回目のポイントを黒枝咲哉(シマノレーシング)が獲得しリーチをかけると、4回目のポイントも中井唯晶(シマノレーシング)が獲得し、シマノレーシングが3対1で勝利となった。
第2試合もシマノレーシングが制し、決勝進出を決める
第2試合はシマノレーシングVSマトリックスパワータグで、シマノレーシングが勝利すると決勝進出が決まる形に。1回目のポイントを黒枝が獲得し、2回目のポイントを植益和行(マトリックスパワータグ)が獲得し、序盤はイーブンな展開に、3回目のポイントを中井が獲得しリーチをかけると、一丸が4回目のポイントを獲得し、第一試合同様に3対1でシマノレーシングが勝利と同時に決勝への進出を決めた。
第3試合はキナンサイクリングチームが制す
第三試合はキナンサイクリングチームVSマトリックスパワータグの対決。
1回目のポイントは椿大志(キナンサイクリングチーム)が獲得し、2回目のポイントは福田が獲得し、3回目のポイントは荒井佑太(キナンサイクリングチーム)が獲得し、完勝でキナンサイクリングチームの勝利となった。
エキシビジョンマッチはバンクリーグ選抜が競輪選手を相手に勝利
決勝を前に、バンクリーグ選抜と栃木支部に所属する現役競輪選手のエキシビジョンマッチが開催。
バンクリーグ選抜は大久保、中島康晴(キナンサイクリングチーム)、新開隆人(那須ブラーゼン)、安原大貴(マトリックスパワータグ)というメンバー。
対する競輪栃木支部チームは神山拓弥、金子幸央、坂井洋、真杉新太郎の4名のメンバーで、特に神山や坂井は18日からのG1競争への出場を予定している強力な選手。
1回目のポイントを前に安原が落車してしまうトラブルが発生する中、1回目のポイントは金子が獲得するも、2回目のポイントは中島が獲得し、イーブンに。
3回目のポイントは坂井が獲得し栃木支部がリーチをかけるも、大久保が4回目のポイントを、新開が5回目のポイントを獲得し、逆転でバンクリーグ選抜の勝利となった。
決勝を制したのはシマノレーシング
決勝は東部リーグを制した愛三工業レーシングと西部リーグを制したシマノレーシングの組み合わせに。
1回目のポイントは木村圭佑(シマノレーシング)が獲得し、2回目のポイントは當原が獲得し、序盤はイーブンな展開に。
3回目のポイントを黒枝が獲得しリーチをかけると、4回目のポイントは岡本が獲得し、逆王手の形で、勝負は最終ポイントに。
最後のポイントは一丸がスプリントを制し、シマノレーシングが決勝を制した。
大久保、椿、下島、小野寺慶の引退セレモニーを開催
今シーズンで引退となる大久保陣、椿大志、下島将輝(那須ブラーゼン)、小野寺慶の引退セレモニーを開催。
大久保陣はツール・ド・熊野でのステージ優勝やJプロツアーのレースでの優勝など、多くの勝利を獲得してきた。
椿大志はU23の全日本個人TTやUCIレースでの勝利など、こちらも多くの活躍を見せてきた。
下島将輝はスプリンターとして長年那須ブラーゼンを支えてきた。
小野寺慶はジュニアの世界選手権で完走するなど、世界を舞台に活躍してきた。
セレモニーでは各選手からこれまで応援してくださった皆様への感謝の言葉述べられた。
番外編⁉ イケメングランプリはブラーゼン渡邊翔太郎
各チーム2名の選手がエントリーされ、ファンの方々の投票により1~3位が決まるイケメングランプリが今年も開催された。今年は渡邊翔太郎がグランプリの栄冠を獲得し、2位には植益、3位には小野寺玲となった。
バンクリーグ公式サイト
https://www.jcspa.or.jp/bank-league
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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