国内自転車最高峰のJプロツーアーはマトリックスパワータグが総合優勝|JBCF年間表彰
Bicycle Club編集部
- 2020年11月17日
JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)が2020年シーズンを終え、年間表彰式を行った。今シーズンJBCFではコロナ禍にありながらも、Jプロツアーは14戦、このほかJエリートツアーにJフェミニンツアー、Jユースツアー、トラック大会を合わせると計25戦をおこなったが、この表彰はその年間通しての上位ランキング者を表彰するもの。例年であれば「サイクルモードインターナショナル」ないのメインステージで実施するが、今シーズンはサイクルモードが中止となり、新型コロナウイルス状況下の密を避けた運営のために、表彰対象選手の一部はビデオレターでの参加となり、収録した映像をYouTUBEで配信する形となった。
Jプロツアー
昨年に引き続き、チームそして、個人でもトップとなったマトリックパワータグ。そして、U23のピュアホワイトジャージは織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が獲得した。
Jプロツアーチーム
1位 マトリックスパワータグ
今シーズンのJプロツアーを振り返ってみると、前半は宇都宮ブリッツェンが活躍、マトリックスパワータグは決定力にかけるレース運びとなった。この状況を変えたのがパコことフランシスコ・マンセボのJプロツアー復帰だった。
総合優勝したマトリックスパワータグ安原昌弘監督によると「マンセボは3日に一度駐スペイン日本大使館に片道70㎞を自転車で出向いて、日本への滞在許可を得られるかどうかを聞き続けた、その結果、いち早く来日できる機会を知ることができ、シーズンに間に合った」という。その結果、チームは一つになり、広島でのキンテロの優勝、そして、年間チャンピオンの獲得。さらに宇都宮ブリッツェンを逆転してのチーム総合優勝へとつながった。
もちろん、宇都宮ブリッツェンは増田成幸の東京2020大会への出場権獲得のためにスぺインへ遠征、後半の3レース(大分での2戦とさらに群馬での経済産業大臣旗杯)ではフルメンバーを派遣できなかったこともあるが、それ以上にパコを中心としたマトリックスパワータグの強さが目立ったシーズンとなった。
Jプロツアー個人
優勝 レオネル キンテロ(マトリックスパワータグ)
個人2位 ホセ ビセンテ トリビオ(マトリックスパワータグ)
個人3位 大前翔(愛三工業レーシングチーム)
U23 1位 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
Jエリートツアー
Jエリートツアーではチーム総合でAll OUT rericが、VC福岡-エリートとの接戦を制して獲得した。個人では東優仁(VC福岡‐エリート)が個人総合とクリテリウムの2冠を獲得した。いっぽう、ヒルクライムランキングはヒルクライムレースの開催がなかったため対象者なしとなった。また、Jフェミニンツアーリーダーは唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が5連覇を達成している。このほか、初開催となったJエリートツアーマスターズでは松井大悟(イナーメ信濃山形-EFT)が獲得、Jユースツアー個人では 神村泰輝(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が獲得、チームメイトでランキング2位の石田眞大とともにワンツーを飾っている。
Jエリートツアーチーム
1位 ALL OUT reric
Jエリートツアー個人
個人優勝&クリテリウムランキング 東優仁(VC福岡‐エリート)
PHOTO:JBCF
Jエリートツアーマスターズ優勝 松井大悟(イナーメ信濃山形-EFT)
PHOTO:JBCF
Jフェミニンツアー個人優勝 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
PHOTO:JBCF
Jユースツアー個人優勝 神村泰輝(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)
表彰式の様子はこちらから
https://www.youtube.com/user/JProTour
一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟
https://jbcfroad.jp
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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