S1NEO(エスワンネオ)・490ヒダ|ニューモデルインプレッション
管洋介
- 2021年03月22日
注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回は、フレーム素材にT700カーボンを採用し、しっかりとした乗り味を楽しめる日本限定オールラウンダーモデル、S1NEO・490 HIDA(エスワンネオ・490ヒダ)をベテランライダーの管洋介がテスト!
エントリーユーザーにも最適な日本限定オールラウンダー
フランスの新興メーカーながらトラック競技の世界記録保持者フランソワ・ペルヴィスが開発に参加し、製品のクオリティに定評があるS1ネオ。
ニューモデルとして登場したのが「490ヒダ」だ。それまでのエントリーモデル499の進化版だが、じつは日本限定モデルだという。社長が親日家だというS1ネオ、ヒダのネーミングも飛騨高山に由来している。
価格帯こそエントリーに位置づけられるがフレーム素材にはT700カーボンをおごり、フレームと一体化したシートポストクランプなどのエアロデザインも採用。乗り味についてもしっかりとした剛性を確保したことで、クラス以上の仕上がりになっている。
現ラインナップはリムブレーキのみだが、今後はディスクブレーキモデルの展開も予定している。ニューモデルとして紹介したが、S1ネオはイヤーモデルとしての展開はしておらず、来年になって型落ちとなる心配は無用。
素性のいいフレームだけに最初はエントリーグレードのパーツで組み上げ、その後グレードアップする楽しみも考えられる。拡張性も考慮するとシマノなら105が最適だろう。初級者にとって完成車より少しだけハードルは高いが、中?長期的に考えれば十分に元がとれるバイクといえる。
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