シマノレーシング所属のロード選手、一丸が日本競輪選手養成所の特別選抜試験に合格！

日本競輪選手養成所より、第121回特別選抜試験においてシマノレーシング所属の一丸尚伍選手が合格したと発表された。 同試験では既に近谷涼選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)の合格が発表されており、一丸選手は2人目の合格者となった。

近谷に続き、一丸が特別選抜試験に合格！

高校生の頃から、短距離から中・長距離までトラック競技全体で国内トップクラスの実績を残してきた選手であり、2017年12月に開催されたトラックワールドカップ第4戦ではチームパーシュートで2位の実績も残してきている一丸選手。 一方でロードレースにも積極的に出場しており、2019年からはJプロツアーを主戦場としている。 既に橋本英也選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)や窪木一茂選手(TEAM BRIDGESTONE Cycling)らロードレースのトップ選手が競輪選手としても活動しているが、一丸選手もそこに加わることとなった。

ここで一丸選手からコメントを頂戴しているので紹介する。

Q1.日本競輪選手養成所への合格、おめでとうございます。お気持ちをお伺いできますでしょうか？

ありがとうございます！合格したことに一安心してますが、しっかり準備をして入所したいと思います。周りの皆さんのおかげで競輪の道に進むことができるのでとても感謝しています。

Q2.競輪選手の道に進もうと思ったきっかけを教えていただけますでしょうか？

トラックが得意だったこともありますが、競輪選手でも競技は続けていける、そしてさらに強くなれると思ったので進むことを決めました。ブリヂストンの橋本英也選手のおかげで僕の中で競輪という道もあるのかと思えることができました。あと家族ができたこともあります。

Q3.Jプロツアーや中距離ナショナルチームで競い合ってきた橋本選手や、窪木選手、近谷選手、新村選手と同じ道を歩むことになるかと思いますが、意識することはありますでしょうか。

やはり昔から一緒に練習してきたこともありますし、身近なライバルといった感じなので、負けたくないという気持ちはあります。あとは中距離選手が競輪も走って、いろんな道があるんだよって今の若い選手にも伝えていければ良いなと思っています。

Q4.競輪選手としての目標をお伺いできますでしょうか？

やるからには一番上です！！

Q5.中距離ナショナルチームへの復帰、オリンピックなどを目指すといった目標はありますでしょうか？

チームパーシュートで五輪という夢があります。チームパーシュートの強化があるのであればまた戻るために頑張りたいです。

「α1やGMレンズを買うためにも頑張ります！」というコメントもしてくれた一丸選手には、トップ選手として活躍しながらフォトグラファーとしても活躍する新田選手や深谷選手のような存在になってくれることを期待したい。

主なリザルト

2013年

第33回アジア自転車競技選手権大会　チームパーシュート　2位
第82回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース　スクラッチ　優勝
同　個人パーシュート　3位

2014年

第17回アジア競技大会　チームパーシュート　3位

2016年

第71回国民体育大会希望郷いわて国体　1kmタイムトライアル　優勝

2017年

UCI トラックワールドカップ第4戦 チームパシュート　2位
第86回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース　マディソン　優勝

2018年

2018トラックアジア自転車競技選手権大会　チームパーシュート　優勝
第18回アジア競技大会　チームパーシュート　3位
第73回国民体育大会福井しあわせ元気国体　1kmタイムトライアル　優勝

2019年

第88回全日本自転車競技選手権大会トラックレース　1kmタイムトライアル　3位

問い合わせ：日本競輪選手養成所
http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/jik/index.html