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マリアンヌ・フォスが初優勝。與那嶺恵理はDNFに|アムステル・ゴールド・レース女子

4月18日、アルデンヌクラシックの初戦となるロードレース「アムステル・ゴールド・レース」がオランダで開催された。

男子のレースに先立って行われた女子ワールドツアーのレースには、日本チャンピオンの與那嶺恵理(よなみねえり、チーム ティブコ-シリコンバレーバンク)が出場したが、途中タイムアウトでDNF(未完走)に終わった。オランダ在住の與那嶺にとって自宅近くを走る「地元レース」で意気込んだが、この日の與那嶺は不調。序盤からの速い展開についていけず、悔しいレースとなった。

優勝争いは10人の先頭集団によるゴールスプリントになり、これを制したマリアンヌ・フォス(チーム ユンボ・ヴィスマ ウィメン、オランダ)が勝利。3度の世界チャンピオンなど数々の栄光に輝いているフォスだったが、アムステル・ゴールド・レースは自身初優勝。地元のビッグタイトルをついに手にした。

以下では與那嶺自身のレポートをお伝えする。

ローカル(地元選手)として紹介

悪い日、走れない日。

とても楽しみにしていた地元のレース。アルデンヌクラシックの初戦。毎年一度、突然やってくる「走れない日」。毎年一度のDNF。一つ一つのレースに気持ちを作って向かいますが、それもこんな日があると挫けます。

多くのローカルに会える大切なレースですがコロナ禍。オランダのレースはとても警備が厳しく応援してくださる方との交流はゼロ。それでもローカルとして取り上げて頂き、オランダで5年目。嬉しい限り。

スタート直後からハイペース

コースは18km。一周に3回、2分から3分の登り。それを7周。過去のアムステルゴールドにない変則的な周回コース。そしてスタートは8時半、男子の前に。

機材も準備もバッチリで望みましたが、スタート後、ニュートラルが登り口で突然終わり、いきなりの全力走。足と呼吸のフィーリングがとても悪く、強烈にきつい。

1周を終える前に既に集団は割れ、カウベルグを登ると一直線に伸びる集団。強烈にキツく、前になかなか上がれず。

耐えるだけの2周目。ゴール手前のカウベルグで完全に集団は分裂。ギリギリ粘ったのですが(エースのローレンもここに)。

前でメイン集団をクリスティンが強烈に引いているのが見えたので、無線で「クリスティン、ちょっとストップ、こっちが切れちゃう」と伝えたのですが、もう体も足もオールアウト。

まさかのレース前半でドロップ

3周目最初のBerg(上り)でメイン集団の最後尾。ありえないぐらいキツい。でドロップしてしまいました。他の選手に抜かれて抜かれて。もう悲しいぐらいに身体が動かず。レース開始1時間少々でお終い。

あとは後ろの集団でただただ周回をするだけ。悲しい。この周回と距離だと完走が厳しいなと思った通り、5周を終えたところで降ろされDNF。

武井コーチの所で号泣。泣いちゃいます。レースを見ながら、なぜここで走れなかったのだろう。頭がぐるぐる回り続けます。何が良くなかったのだろう…。この状況に頭が混乱していましたが、武井コーチと話して少し落ち着いてきました。

「残念だけど仕方がない。うまく走らせる事ができずすまん。一年に一度、こんな日もある。水曜日にできて、今日できないこともあるからさ、今日の問題の解決は僕が考えるから、まずは忘れてリカバリーしようぜ」とコーチから。

気持ちを切り替えてフレッシュワロンヌへ

確かに、私がドロップした集団は普段自分がいる集団ではない。データは後で解析してもらうけど、本当にこんな日「悪い日」が、一年に一回はある。それがたまたま今日だった。

大好きな地元のアムステルゴールドでたまたまその日が来た。ただそれだけ。とは割り切れないけど。調整もちゃんとしたし、身体のケアもしっかり行ってこの結果なので。

仕方がない。

今日は考えない。忘れよう。美味しいビールを少々飲んで

水曜日がフレッシュワロンヌ。Huyの壁。明日はもう一度コースを試走します。

全てを力に変えて
よなみね えり

アムステル・ゴールド・レース・レディースエディション(1.WWT)

1 マリアンヌ・フォス(チーム ユンボ・ヴィスマ ウィメン、オランダ)3:00’20”
2 デミ・フォレリング(SDワークス、オランダ)ST
3 アネミエク・ファンフルーテン(モビスター チーム、オランダ)ST
4 アマンダ・スプラット(チーム バイクエクスチェンジ、オーストラリア)ST
5 ソラヤ・パラディン(リブ レーシング、イタリア)ST
6 マビ・ガルシア(アレBTCリュブリャナ、スペイン)ST
DNF 與那嶺恵理(チーム ティブコ-シリコンバレーバンク、日本)-

大会WEBサイト
https://www.amstel.nl/amstelgoldrace

輿那嶺恵理 公式WEBサイト
http://eriy.jp/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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