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増田成幸が16大会ぶりの日本人総合優勝、ステージ優勝は川野碧己|ツアー・オブ・ジャパン

5月28日から3日間で開催されたツアー・オブ・ジャパンは5月30日に第3ステージを実施。東京・大井埠頭の周回コースで行われたレースは、5人の逃げから最後は川野碧己(かわのあおき、弱虫ペダルサイクリングチーム)と小林海(こばやしまりの、マトリックスパワータグ)の2人が抜け出し。スプリント勝負を川野が制してステージ優勝を飾った。個人総合では増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が初日から首位を守りきり、2004年の福島晋一以来16大会ぶりの日本人総合優勝を決めた。

序盤から動いた小林、スプリントでは川野に軍配

前日の相模原で、総合首位の増田と2位トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス)のタイム差は変わらず、総合はほぼ増田が手中に収めた。いっぽうステージ優勝はホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ、スペイン)で、逃げ集団内でのスプリントを制した。

最終ステージは東京・大井埠頭でのスピードバトル。パレード走行ののち、7.0㎞のオールフラットコースを16周回、112.0kmで争われた。変化があるとすれば複数の鋭角コーナーとヘアピーンコーナー。そこでの集団の伸び縮みがある。ただ、フラットなコースのため例年はスプリント勝負で決まることの多く、ハイスピードなスプリント勝負が予想された。

迎えたレースは、ステージ優勝を狙うチームが積極的に動く展開となった。メイン集団はリーダーチームの宇都宮ブリッツェンがコントロールする。3周目から小林が、矢萩悠也(京都産業大学)積極的に前で展開するも、集団に吸収され、なかなか逃げが決まらない周回が続く。

そして、残り7周めに小林、川野、横塚浩平(チーム右京相模原)、渡邊翔太郎(那須ブラ―ゼン)岡本隼(愛三工業レーシング)の5人の逃げが形成される。この逃げは容認される形でレースは推移し、メイン集団との差は1分ほどとなる。

いっぽうメイン集団はこのこの逃げを容認し、逃げ切れそうな様相となってきた。そして、残り2周で、この集団のなかから小林と川野が抜け出し、メイン集団に最大1分近い差をつけた。

協調して逃げ続ける2人、これに対してメイン集団は追いつくことはできず、勝負は2人のスプリントとなった。そして、スプリントに優る川野が小林を抑えUCIレース初勝利を飾った。いっぽうメイン集団は大集団スプリントとななり、沢田桂太郎(スパークルおおいた)がこの集団の頭をとった。

ステージ優勝、ポイント賞 川野碧己

ポイント賞も獲得した川野、今年から弱虫ペダルサイクリングチームで走る大学生、慶応大学自転車競技部に籍を置く。2020年には明治神宮外苑クリテリウムでも勝利しており、スプリントは得意としながらも、プロを相手にしたこのUCIレースでの勝利は大きい。

個人総合時間賞 増田成幸 コメント

「3日間のレースを無事に走り切って、無事個人総合優勝を決めることができました。この難しい状況の中で大会が開催されたことを選手一同感謝しています。今回は無観客での開催でしたが、また来年以降にまたレースで今回画面越しに応援してくださった皆様にお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました」

ツアー・オブ・ジャパン2021 第3ステージ・東京 結果

ステージ結果

1 川野 碧己(弱虫ペダルサイクリングチーム)2:16’44”
2 小林海(マトリックスパワータグ)ST
3 沢田桂太郎(スパークルおおいた)+0’26”
4 黒枝咲哉(スパークルおおいた)ST
5 吉田隼人(マトリックスパワータグ)ST
6 大前翔(愛三工業レーシングチーム)ST
7 石原悠希(チーム右京相模原)ST
8 山本哲央(チームブリヂストン)ST
9 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)ST
10 岡本隼人(愛三工業レーシングチーム)ST

個人総合成績

1 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)5:16’11”
2 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム、フランス)+0’11”
3 山本大喜(キナンサイクリングチーム)+0’44”
4 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ、スペイン)+1’19”
5 小石祐馬(チーム右京相模原)+1’30”
6 小林海(マトリックスパワータグ)+2’02”
7 伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)+2’03”
8 ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ、スペイン) +2’14”
9 谷順成(那須ブラーゼン)+2’20”
10 留目夕陽(日本ナショナルチーム)+3’05”

ポイント賞

川野碧己(弱虫ペダルサイクリングチーム)

山岳賞

増田成幸(宇都宮ブリッツェン)

新人賞

留目夕陽(日本ナショナルチーム)

チーム総合成績

マトリックスパワータグ

大会情報はこちらから↓

ツアー・オブ・ジャパン
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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