三浦半島一周をヴィンテージロードバイクで行ってきた【西山自転車商会】
ニシヤマ
- 2021年06月02日
「自転車はスポーツではなくホビーと言い張る」いじってなんぼのレストア編集者の手記。
今回は、ジャパン・ヴィンテージ・ライド、JVR桜ライド in 三浦半島というヴィンテージバイクで走るイベントに編集部西山が参加してきたときの様子をお伝えする。
上は現行のチネリ・XCRフレームのネオ90’Sクラシカル。下は1910年代のプジョーのレーサー。100年の隔たりのある自転車が一緒に走るJVR
じつは初めての三浦イチ
JVR桜ライド in 三浦半島というイベントに参加した。ライドの特色は、1.絶景ポイントを巡る 2.裏ルートを行くとのことだったのでほぼ同じコンセプトの三浦特集をやっている身としては、行って情報を盗まない手はないと思ったからだ。
という理由を建前としていたわけだが、ほんとうのところはみんなと走りたいという気持ちがあったことを白状しよう。ひとり走りが好きな自分ですら、こう思うのだから、世の中のサイクリストは相当イベントに飢えていると思う。
さて問題はリモートワークで弱りきった身体だ。JVRとはジャパン・ヴィンテージ・ライドなので旧車だからペースは遅かろうという読みだ。と思って参加した以前のJVR道志みちでは、健脚のフロントインナー42Tたちにぶち抜かれ置いていかれて大変な思いをした。
なので「ちょっと新しめのクロモリロードで来ちゃいましたー」とかいいながら、ちゃっかり足まわりはシャマルウルトラのサムソンを持ち出すという姑息さ。
イベントは、基本は下車時はマスク、食事もオープンエア、と感染対策を徹底したもので、このような感じが今後のイベントでもニューノーマルになるのだなと思った。まあ参加者の愛車は顔を近づけてじっくり眺められるのでよしとしよう。
三浦南端部の農道をいくプチグラベルコース。こちらは特集でパクらせてもらいました。本場エロイカの一場面を彷彿とさせる
特集のほうの取材は断片的に行なったし、じつは三浦半島を三浦イチとしてちゃんと走破したことがなかったので、横須賀のうみかぜ公園に戻ってきたときはひそかに感激した。初級者っぽくてカッコ悪いので黙っていたが。湘南国際村の坂道で両モモがつったことも黙っておこう。
サクラと三浦半島の魅惑か、どういうわけか2割ぐらいは外国人で、ジジイとオッサンと若造という集団が(残念ながらの参加者はゼロ)、三浦イチを経ると妙な連帯感が生まれるという。ヒトをつなげるサイクリングのパワーをひさびさに実感した。
剱崎砲台跡とコース案内役のマルコ・ファヴァロさん。彼が脚で探したコースだ。もっと裏コースも知ってるらしい。またぜひに
一瞬マスクを外して笑顔で撮った写真もあるけど、こちらはマスクバージョン。企画してくれたコルサコルサさんありがとう
問い合わせ:コルサコルサ
http://corsacorsa.com/
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