ウーバーイーツとサイクリング協会が神宮外苑で自転車交通安全イベントを共催
Bicycle Club編集部
- 2021年06月06日
6 月 6 日 、Uber Eats(ウーバーイーツ)が公益財団法人日本サイクリング協会(以下略JCA)とともに、配達パートナー向け自転車講習会「ウーバーイーツ×日本サイクリング協会共催自転車交通安全イベント」を開催し、東京・港区、神宮外苑前いちょう並木でウィーラースクールジャパン代表のブラッキー中島さんを講師に迎え、報道陣が集まるなか交通安全に関する配達パートナー向け実技講習を行った。コロナ禍で飲食店のデリバリー代行、新たな仕事を配達パートナーに提供しウーバーイーツは社会性を示したが、一部の配達パートナーの交通安全に対する批判は社会的関心を呼んだ。いっぽうで高い意識を持ってデリバリー業務をこなしている配達パートナーが多くいるのも事実だ。今回、33人の配達パートナーが雨の降るなか集まるなど、その交通安全に対する意識、関心の高さをうかがわせる講習内容となった。
自転車乗りとしても習いたくなるブラッキー中島さんの講習
集まった配達パートナーは老若男女、特にスポーツバイク愛好家が多いわけではない。乗る自転車もロードバイク、クロスバイク、小径車、電動アシスト、買い物用自転車からシェアサイクルまでと多岐にわたった。JCA自転車ルール実践講習会の内容は1時間ほどと短いながらも、実技を中心に濃い内容となった。参加した配達パートナーたちの態度は真剣で、その意識の高さは取材陣にも伝わるものだった。
実技の講習内容は「自分の技量を知り、そして向上させる」として、一本橋での振り返りやスラローム、8の字などの実技をおこなった。「一本橋の上で振り返って後方確認は難しかったですね。ふらついてしまっていることを改めて実感しました」と参加者は改めて自分の技量と向き合う機会となった。
さらに後半は「コミュニケーションの重要性の理解」ということで、クーズドされたコースの特性を生かし集団走行を体験した。普段道路上ではできない2列、3列、4列という集団走行の練習することで、集団走行で必要なコミュニケーションを身に着けていった。参加者の多くはレース体験者というわけではないが、ブラッキー中島さんの指導のもと集団走行の練習をこなしていくうちにスキルを身に着けた。
「参加してみて楽しかったです」と参加者もコメントしていたが、楽しみながら安全を身に着けられる講習内容になっていた。
ブラッキー中島さんが行った集団走行の意図は「集団走行するときに、ハンドサインなどで自分がどうしたいのか? さらに相手がどうしたいのか?を感じることで、一般道でもクルマに対してコミュニケーションするスキルにつながります」というもの。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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