オートポリスでJCLがロードレースを開催、各チームのスタートリストを紹介

Bicycle Club編集部

2021年08月07日

8月8日、国内ロードレースプロツアーのJCL（ジャパンサイクルリーグ）の「コーユーレンティアオートポリスロードレース」が大分県のオートポリスで行われる。オートポリスといえば全日本選手権ロードレースを開催したことでも知られるサーキットだ。ここではレース前日に発表された出場選手リストと各チームの監督のコメントを紹介する。東京五輪に出場した増田成幸を中心に戦う宇都宮ブリッツェン、そしてリーダージャージの新城雄大を擁するキナンサイクリングチームの対決に注目が集まる。

出場チームの監督に聞く、戦略とレース予想

宇都宮ブリッツェン　清水裕輔監督

オートポリスのコース（でのロードレース）もすごい久しぶりで、明確に戦略は一本化できないと思いますが、臨機応変にやっていきたいです。今回（オリンピックを走った）増田も戻ってきて、前回調子が上がってきた阿倍のコンディションもさらにもう一段階上がってきているので、この2人を軸に厳しいレース展開にしていければ勝ちに近づけると思うので、そういう展開にしていきたいと思います。

宇都宮ブリッツェン　出場選手

21 増田成幸
22 阿部嵩之
24 堀孝明
26 小野寺玲
27 中村魁斗
30 及川一総

キナンサイクリングチーム　石田哲也監督

作戦はこのあとミーティングしてプランするところですが、このサーキットは以前にも（ロードレースの大会で）使っていますが、だいぶ日が空いているので、他のチームも含めて記憶は定かではないと思うので、新しい、パターン化していない展開が生まれるかなと思います。その中で我々としてはいつも通り、サバイバルな展開の方が成績は出やすいかなと。サーキットコースとはいえどハードな展開になるのかなと思うので、その中でスプリントに絞らずに、独走だったり（第3戦の）広島のような展開になれば、我々にも勝機はあるのかなと思います。

キナンサイクリングチーム　出場選手

81 中島康晴
82 畑中勇介
83 山本元喜
84 新城雄大
85 山本大喜
90 トマ・ルバ

スパークルおおいたレーシングチーム　黒枝美樹監督

戦略は皆で勝ちに行くという、いつもの通りなんですけど、ホーム戦でもありますので、何とか勝ち逃げに乗りたい。JCLのレースは小集団になってサバイバルにもなりますし、前々で展開できるようになればと思っています。チームは昨日も（バンクリーグで）見ていただいた通り、雰囲気はものすごくいいです。明日も地元なので勝てればいいなと思うんですが、ただもう皆さん強いので、そう簡単にはいかないと思います。一生懸命頑張りたいと思います。

スパークルおおいたレーシングチーム　出場選手

131 黒枝士揮
132 黒枝咲哉
133 孫崎大樹
134 沢田桂太郎
135 小野寛斗
136 宮崎泰史

那須ブラーゼン　若杉厚仁監督

今のチームランキングで4位に付けていますけども、3位以上のチームというのは、勝利を挙げているチームになります。その次に付けているわけで、このあたりで（ブラーゼンも）勝利をものにしたいと思っています。前回広島のラウンドもチームとしていい仕上がりだったので、エースは谷を据えて走りますけども、谷を中心に勝利を狙って走りたいと思います。

那須ブラーゼン　出場選手

1 新開隆人
2 谷順成
4 西尾勇人
5 柴田雅之
6 渡邊翔太郎
10 佐藤大志

レバンテフジ静岡　海野一治監督代行

チームは若い選手が多いので、とにかく後れを取らないように積極的に、前へ前へと展開していってもらいたいなと。けがから復帰2戦目の、キャプテンの佐野選手が中心となってレース展開を組み立てていくと思いますので、レースの流れに上手く乗っていく形で、若手に指示を出しながらチームとして上位を目指すように頑張ります。

レバンテフジ静岡　出場選手

71 佐野淳哉
73 野宮一朗
74 西村基
76 石井駿平
77 海野晋作
78 高梨万里王

チーム右京相模原　大西恵太監督

チーム右京といえばモータースポーツにも縁があるのでオートポリスではぜひ見せ場を作って、結果も、そろそろ結果が欲しいので、選手に檄を飛ばして結果を求めていきたいと思います。JCLはプロのレースを皆さんに見てもらうということで、魅せるレースをこれまで4戦は重点を置いてきたのですが、そろそろプロとしては、逆に成績を求めていく形に少しシフトしていきたいです。（注目選手は）スピードがあるコースだと思うので、スプリントの強い小山とか、横塚もスピードがあるので、そういったスピード系の選手かと思います。

チーム右京相模原　出場選手

51 小石祐馬
52 吉岡直哉
54 横塚浩平
55 宇賀隆貴
56 小山智也
57 石原悠希

ヴィクトワール広島　中山卓士監督

チームとしてはそろそろ表彰台、周回賞とかではなく3位以内の表彰台に乗りたいというところがあります。ここまではまだチームの連携がうまくいってないところもありましたので、ヴィクトワールとしては、チームプレーが円滑に進むように、その点を妥協なく戦っていきたいと思っています。チームとしては、地元（広島）に応援してくださる方々がすごく多いので、今季はまだ一回も表彰台に乗っていないので、何としてでも乗りたいです。

ヴィクトワール広島　出場選手

101 桂慶浩
102 阿曽圭佑
104 中村圭佑
105 渡邊諒馬
106 平林楓輝

VC福岡　佐藤信哉監督

地元（福岡）に近い九州のレース。まず一番の目的は（本多晴飛の）新人賞ジャージのキープですが、チーム力というところではなかなか厳しいレースになるのかなと思うので、積極的に、前回の広島のような（序盤から後方集団に取り残される）後手を踏むと厳しくなってしまうので、積極的に行ければ。その中で結果が付いてくればいいのかなと思います。昨日（バンクリーグ）は本当に不思議な力が働いてというか、地元の、本当の地元は（スパークル）おおいたなんですけど、（地元九州の）応援の後押しを頂いて、不思議な力で選手たちは良い結果を残すことができました。明日も地元のファンの方々や、サテライトやユースのメンバーの方々が会場に集まってくださるということで、選手はいつも以上の力を発揮できるのではないかと思っています。

VC福岡　出場選手

121 向川尚樹
122 中川智
123 檜室建斗
124 武井裕
126 本多晴飛
127 東優仁

さいたまディレーブ　鈴木卓史監督

まずはシングルリザルト（10位以内）に選手を送り込む。トップ3はなかなか難しいのですが、まずシングルのリザルトに誰かが入るというのが、まずチームとしての目標になります。オートポリスは調べてみると結構上りがきついので、けっこう広島（森林公園のコース）みたいに前半で大きな逃げができる可能性があるので、前半から集中して動くように、選手には考えてほしいと思っています。あとは有力チーム、今回でいくとキナン、ブリッツェンがかなり実力を持っているので、そこの動きに反応するようにしていきたいです。