【乗鞍スカイライン】岐阜県|日向涼子のやっぱり坂が好き-ロードバイクヒルクライムナビ-
日向涼子
- 2021年10月10日
モデルでヒルクライマーの日向涼子さんが、全国各地の坂道に挑戦。今回訪れたのは、「岐阜県・乗鞍スカイライン」。気になる立ち寄りグルメスポットとともに案内する。
岐阜県・乗鞍(のりくら)スカイライン
乗鞍岳でヒルクライムといえば、長野県松本側にある乗鞍高原からピークを目指す「乗鞍エコーライン」を思い浮かべるサイクリストが多いのではないでしょうか。新型コロナの影響で今年も大会開催中止となりましたが、空にいちばん近い自転車レース「乗鞍ヒルクライム」で人気のコースですね。
そして今回紹介するのは起点となる平湯温泉とほおのき平から平湯峠までと、平湯峠から標高2702mの乗鞍畳平までを結ぶ岐阜県高山市「乗鞍スカイライン」です。
乗鞍スカイラインは2年前にコースの一部が崩落し、今年の7月中旬に復旧、開通しました。こちらも「乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム」大会が開催されています。乗鞍エコーラインの終盤、森林限界を超えた先のつづら折りや大雪渓は魅力ですが、乗鞍スカイラインもそれに負けない大絶景。せっかくなら乗鞍スカイラインと乗鞍エコーラインを走り比べるのもいいですね。
スタート地点となる麓までは長野側も岐阜側もトンネルが多いので、クルマでのアクセスがオススメです。乗鞍スカイラインの場合、ほおのき平、平湯温泉のどちらからのスタートでもいいでしょう。
ただし、平湯峠までは勾配がきつめなので体力に自信がなければ平湯峠までクルマで行き、乗鞍スカイラインだけ走るのもいいですね。平湯峠ゲートからは自然保護・環境保全のためのマイカー規制で、一気に交通量が減ります。
バスの本数も多くはないのでサイクリストにとっては安心してヒルクライムに専念できるでしょう。
とはいえ、途中でトラブルが起きたらサポートカーがかけつける、なんてことはできないので、万一に備えてパンク修理キット等は必ず携行しましょう。
乗鞍スカイラインに入ってからも序盤は勾配がきつめです。ふもとから走り始める人はゲートに到達するまでに脚を使ってしまわないよう気を付けましょう。夫婦松展望駐車場までがんばれば、少しずつゆるくなるのでそこまでガマン! 勾配がゆるくなってきたと感じたころには少しずつ景色がひらけてきます。
次第に眼下のつづら折りが楽しめるほどゆるやかな勾配になり、終盤にはフラット区間も。空気の薄さも感じますが、絶景が待っているでしょう。ぜひ、雲上ヒルクライムをお楽しみください。
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