チューブレスタイヤに空気が入らないときの対処法、プロが教えるチューブレス対策
Bicycle Club編集部
- 2021年10月15日
チューブレス、もしくはチューブレスレディータイヤに空気が入れられない! こんなウワサを聞いたこともあるはず。ここではそんなチューブレスの「空気が入らない問題」を解決する、最強のスキルを紹介する。
チューブレスタイヤに空気を入れる裏ワザ
チューブレスタイヤの仕組みを見ていこう。タイヤが膨らむと同時に、タイヤのビードとリムのすきまが埋まり、そして空気がたまる。さらに空気圧が高まるとタイヤとリムの密着度が上がり、空気が漏れなくなる。つまり、ビードが一度リムにはまってしまえば空気漏れしなくなるが、ビードがリムの上に上がらないといつまでたっても空気が入っていかないのだ。ビードがまったく上がらないケースでは、山路さん流のやり方では先にシーラントを入れ、それからホイールを上下に小刻みに振りながら空気を入れていく。ホイールを上下に振ることでタイヤのビードがリムにはまり、うまく空気が入れられるという。
空気の入れ方を工夫してみよう
インジェクターを使わず、先にシーラントを入れてからタイヤを付ける場合、ペーパータオルでタイヤを持つと滑らず楽だ。
空気を入れる前にバルブコアを抜いておく。こうすることでビードが上がりやすくなる。
まずはバルブコアを外したバルブから空気を入れる。このときにホイールを上下に振るのがポイントだ。
空気を入れたらポンプの口金を外し、指でバルブを押さえよう。瞬間的にやらないと空気とシーラントが出てくる。
バルブを用意して、瞬間的にバルブにバルブコアを取り付ける。こうすれば空気が抜けて、ビードが外れることはない。
チューブレス用バルブの選び方
チューブレス用バルブは汎用のものもあるが、リムの形状によっては専用設計の場合もある。リムハイトに合わせて長さが違うので必ず適したものを用意しよう。
おすすめはシーラントの併用
山路さんの場合、あらかじめシーラントを入れたうえで空気を入れていく。こうすることで、よりビードが上がりやすくなる。シーラントはタイヤボリュームに合わせて適量入れる。
ラクに空気を入れたいなら高圧ポンプがおすすめ
普通のポンプでも、コツさえつかめばたいていの場合は空気を入れられる。ただ、コンプレッサーや圧縮エアタンク付きのポンプを使って高圧で一気に空気を入れたほうが、楽にビードが上がる。
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Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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