2年ぶりに開催される全日本選手権ロードレースをプレビュー!
Bicycle Club編集部
- 2021年10月20日
個人タイムトライアルの注目選手
男子エリート
男子エリートでは以下の5名をピックアップ。
・増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
・岡篤 志(NIPPOプロヴァンスPTSコンチ)
・中根英登(EFエデュケーションNIPPO)
・小石祐馬(チーム右京 相模原)
・山本大喜(キナンサイクリングチーム)
※今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)はトラック世界選手権へ出場するため、今大会は欠場するとチームより発表があった。
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
現全日本個人TTチャンピオンである増田成幸。
今シーズンは東京オリンピックのロードレース完走や、TOJ富士山ステージでのステージ優勝およびTOJでの総合優勝、JCL開幕戦であるカンセキ真岡芳賀ロードレースで優勝を飾っているなど、今シーズンの前半戦から中盤にかけて国内ロードレースの中心となっていた選手だ。
岡 篤志(NIPPOプロヴァンスPTSコンチ)
2年前に開催された同レースで2位に入った岡 篤志。
2020年シーズンからは海外チームに移籍し、今年の6月からはNIPPOプロヴァンスPTSコンチで走る同選手。
今シーズは目立ったリザルトはないものの、Proクラスのステージレースであるツアー・オブ・ノルウェイでも総合61位で完走している。
中根英登(EFエデュケーションNIPPO)
今シーズンからワールドツアーチームであるEFエデュケーションNIPPOで走る中根英登。
個人TTでの目立った実績はないものの、ワールドツアーのレースやヨーロッパツアーのレースではプロトンを積極的に牽引する姿が何度も見られており、力は十分にあると思われる。
小石祐馬(チーム右京 相模原)
2015年に開催されたアジア自転車競技選手権大会のU-23の個人タイムトライアルで3位(U-23の個人ロードレースでは優勝)となった小石祐馬。
2019年の全日本個人TTでは増田、岡、別府に続いて4位に入っており、10月10日開催されたおおいたアーバンクラシック(UCI1.2)では3位に入るなど、コンディションは良いと思われる。
山本大喜(キナンサイクリングチーム)
小石同様、2016年に開催されたアジア自転車競技選手権大会のU-23の個人タイムトライアルで3位(U-23の個人ロードレースでは優勝)となった山本大喜。
2018年に開催された全日本個人TTではU-23で優勝を飾っており、今年のTOJでは富士山ステージで3位に入っている同選手。
こちらも10月10日に開催されたおおいたアーバンクラシック(UCI1.2)では2位に入るなど、コンディションはいいと思われる。
女子エリート+女子U-23
女子エリート+女子U-23では以下の3名をピックアップ。
・樫木祥子(チーム イルミネート)
・古山稀絵(日本体育大学大学院)
・岩元杏奈(日本体育大学)
樫木祥子(Team illuminate)
5月に開催された第6回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会ではオープン参加ではあるものの、トップタイムを出した樫木祥子。
アメリカ籍のチーム イルミネートに所属しUCIレースを走る数少ない女子選手であり、10月に開催されたブエルタ・ア・コロンビア・フェメニーナでは総合7位でUCIポイントも獲得している同選手。
今大会には大会5連覇中の與那嶺恵理がエントリーしていないこともあり、優勝候補筆頭と言っていいのではないだろうか。
古山稀絵(日本体育大学大学院)
2019年の同大会では8位に入っている古山稀絵。
トラック中距離のJCF強化指定選手に指定されており、昨年の全日本トラックでは個人パシュートで2位に入っている同選手。
トップスピードは今大会のメンバーで最もあると思われ、テクニカルな部分をどのように対応してくるか注目したい。
岩元杏奈(日本体育大学)
5月に開催された第6回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会で全体3位、学生2位となった岩元杏奈。
第6回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会で学生1位となった渡部春雅がエントリーしていないことを考えると、U-23での優勝候補筆頭と言っていいのではないだろうか。
男子U-23
男子U-23では以下の5名をピックアップ。
・留目夕陽(中央大学)
・松田祥位(EQADS)
・山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)
・山田拓海(早稲田大学)
・香山飛龍(弱虫ペダル サイクリングチーム)
留目夕陽(中央大学)
5月に開催された第6回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会では今村駿介がもつコースレコードを更新して優勝を飾った留目夕陽。
今年のTOJでは19歳ながらも富士山ステージで9位、総合10位でゴールしており、U-23では頭一つ抜けたような力をもつ同選手。
U-23では絶対的な優勝候補と言っていいのではないだろうか。
松田祥位(EQADS)
10月17日に行われた第1回JBCFかすみがうらタイムトライアルで優勝した松田祥位。
9月に行われたJBCFの南魚沼2連戦で久しぶりにレース復帰したこともあり、9月のレースではあまり結果を残せなかったものの、TTでは依然としてかなりの力をもつことを証明して見せた同選手。
かすみがうらタイムトライアルは距離が短い(総距離8km)こともあり、長い距離でどうかという懸念はあるものの、本来の力が発揮できればこちらも優勝候補に名を連ねるだろう。
山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)
今年のU-23の選手たちがジュニア世代だった2018年に開催された全日本個人TTでは優勝を果たしている山本哲央。
10月17日に行われた第1回JBCFかすみがうらタイムトライアルではコースコンディションの悪くなった後半スタートの影響もあってか5位に終わったものの、コンディションは悪くないと思われる。
山田拓海(早稲田大学)
2019年の全日本個人TTではジュニアで優勝を飾った山田拓海。
5月に開催された第6回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会では2位と、留目に次ぐ順位となっており、こちらも優勝の可能性は十分にあると思われる。
香山飛龍(弱虫ペダル サイクリングチーム)
2018年に開催された全日本個人TTではジュニアカテゴリで山本に次ぐ2位となった香山飛龍。
ここ2シーズンほどは怪我に悩まされてきたものの、10月17日に行われた第1回JBCFかすみがうらタイムトライアルでは山本と同ヒート出走にも関わらず2位に入るなど、コンディションを確実に上げてきている。
全日本ロードの注目選手
男子エリート
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