キナンサイクリングチームが来シーズンのロースターを発表

Bicycle Club編集部

2021年12月10日

KINAN Cycling Team（2022年よりKINAN Racing Team）が、来シーズンのロースター（所属選手・スタッフ）を発表した。来年は仮屋和駿、小出樹の2選手が加入。また、元競輪選手の鈴木宏幸が選手として復帰を予定している。以下、プレスリリースより。

KINAN Racing Team 2022年体制・ロースターについて

来季は、今年より1名増の13選手で戦います。うち、今季からの継続は10選手となります。新加入は先ごろお知らせしました仮屋和駿、小出樹の2選手に加え、元競輪選手の鈴木宏幸が選手復帰し、トラックパートの一員として走ることとなりました。鈴木はサイクルインストラクターとして、チーム関連施設であるKINAN春日井サイクルターミナルを拠点に自転車安全教室の講師や啓発活動、競技普及などの取り組みも兼務いたします。

新加入選手を加えた全13選手の内訳は、日本人ライダー11人、スペイン人ライダー・フランス人ライダーがそれぞれ1人ずつで、平均年齢は29歳（本リリース配信時点）。アンダー23カテゴリーの若手有望株から実績十分のベテランまでがそろい、経験やこれまで培ったスキルをビッグレースでの結果に結びつけていく所存です

また、これまで以上に多彩な顔ぶれでの編成が進んでいることもあり、選手の特性や専門性を生かしたレース出場やメンバー選考ができるメリットもチームとして実感しています。ロードレースに主眼を置きつつ、荒井佑太や福田真平、鈴木といったトラック競技をメインとする選手たちへのサポートにも力を入れてまいります。

この2年続く新型コロナウイルス感染症の影響によりレース活動の制限があるなかで、チームは2021年シーズンにロード・トラック合わせて5勝を挙げたほか、マルコス・ガルシアがマウンテンバイク・マラソン種目でスペイン代表に選出されるなど、随所で選手個々の能力やチーム力を発揮することができました。2022年も国内外の社会情勢を見ながら、レース活動に努めていきたく考えています。

なかでも、メインスポンサー「株式会社キナン」の本拠である熊野地域を舞台に開催されるツール・ド・熊野でのタイトル獲得が最大の目標となります。主戦場であるUCIアジアツアーはもとより、ジャパンサイクルリーグ（三菱地所JCLプロロードレースツアー）への継続参戦ならびに各種活動への参加、サイクルイベントや地域貢献による自転車競技の普及など、日本の自転車界の活性化を目指した取り組みにも積極的に参画します。