【沖縄県宮古島周辺】伊良部、池間、来間3島の絶景島めぐり|今年行ってみたい自転車旅
ハマダ
- 2022年01月04日
編集部がおすすめする「今年行ってみたい自転車旅」をピックアップ! 今回は編集部の浜田が行く「沖縄県宮古島周辺」の旅。沖縄本島よりも南、石垣島や西表島と並ぶ南端の小島、宮古島。そのまわりにあるもっと小さな島、伊良部、池間、来間の3島すべてを自転車でめぐった。
宮古の空も海も真っ青だー!
東京都から沖縄県那覇、そして那覇から宮古島への飛行機乗り継ぎを経て、ようやく宮古空港に着いた。気圧の変化に弱いせいでわずかに頭痛を感じるが、南国特有の強い日差しと乾いた空気は、とにかく快適に感じる。申し訳ないほどの晴れのなか、沖縄本島から南西300㎞に位置する宮古島の西側へと走りだす。
今回の旅はまさに「島めぐり」。「いやいや、すでに宮古島自体が『島』じゃないか。浜田よ、暑さでボケたか?」と思われるかもしれないが、宮古島本島のまわりには伊良部、池間、来間という3島がある。宮古島からそれぞれに橋が架かり、船を使わずとも自転車で自由に行き来できる。サイクリストにとって夢のような環境を、2日間かけて思うままに走りまわった。
そんななか、今最も変化を起こしているのが伊良部島だ。さっき「3島」と言っておきながらすぐここで訂正するが、伊良部島の西には、ほとんど一体になる形で下地島が隣接している。
この下地島が2019年(当時)、宮古島全体の経済に大きな影響を与えている。理由は簡単。同島に「みやこ下地島空港ターミナル」が開業したからだ。宮古島全体の観光産業に大きな影響を与えるこの変化。変わりゆく「宮古の空」に島の人々は何を思っているのか? さっそく伊良部大橋を渡り、伊良部&下地島へ。下地島空港はさぞ豪華で大量の観光客が押し寄せているだろうと思ったが、実際に行ってみると驚くほど古くて小規模、人もまばらだった。新しく開港したというのはウソだったのか?
しかし、その理由もすぐに調べがついた。この空港は「新設」ではなく、1979年国内初のパイロット訓練飛行場「下地島空港」として2014年まで機能し、2019年の3月から初めて旅客機用として一般客が利用できるようになったのだ。まだ便の数自体が少ないため、時間帯によっては閑散としているようだ。
しかし2019年7月からは国外を含めて増便されるため、一気に活性化する可能性がある。……というか確実にするだろう。伊良部島の街中に、いくつ工事中の看板を見たことか。新しいレストランや宿泊施設のインフラ整備が、急ピッチで進められているのだ。
いかにも「島顔」のタクシー運転手に話を聞いた。「下地島空港が開港して、観光客が増えたっつーけど実感はあまりないな~。みーんな空港からバスで直接ホテルに行っちゃうんだもん。タクシー使ってくれっての。7月からは外の人も増えるだろうけどな。英語はどうするって? 全然大丈夫だよー。宮古の島言葉は外の人にも自動翻訳されて通じるから、ハハハ」
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