どうしたら焦らずにスタートできる? 自転車イベント直前にやってイイことダメなこと
Bicycle Club編集部
- 2022年01月08日
イベント当日の朝はやることが多く、やることを明確にして計画的に過ごさなければドタバタしてしまう。今回はツール・ド・おきなわ市民210kmなどでの優勝経験も豊富な紺野元汰さんがレース直前の過ごし方をレクチャー。スタート時間まで手順よくスムーズに準備を進めるためのコツを身につけよう。
前日にやれることはすませておく
レース当日の朝はスタート直前までバタバタとあわただしく過ごしていないだろうか。あわてないためのコツは、前日のうちにやれる準備を終えておくことだ。逆に言うと、前日にやれることを終えておかなければ、スタート時間が早いことが多いイベントでは時間が不足してしまう。当日の朝も時間に余裕をもって過ごすことで心の余裕が生まれるため、スタート時刻から逆算したタイムスケジュールを前日のうちに作っておくことをオススメする。
やることリストを作っておくと便利!
前日やること
・参加者受け付け
・自転車の組み立て&確認(機材チェック)
・ジャージへのゼッケンの取り付け
・レース中の補給食の準備
・ゴール地点への預け荷物の荷造り
・翌日のスタート時刻までのタイムスケジュール決め
当日やること
・朝食
・ウォーミングアップ
・トイレ
・ゴール地点への荷物預け(おもにヒルクライム)
・スタート地点に整列
機材の最終チェックを忘れずに
大切なレースでメカトラブルを起こさないために、レース仕様のバイクは、レース数日前に一度最寄りのショップなどで点検してもらおう。イベントシーズン中はメンテナンスで立て込むこともあるため、早めにショップに予約を入れておくことも大切だ。そして、前日にレース会場へ入ったら最終チェックを行おう。車載や輪行で移動する過程で、トラブルが発生しやすいため注意したい。コースの試走を兼ねて、しっかりとレース強度の負荷をかけて機材チェックするのがポイントだ。
レース前のディスクブレーキの取り扱い
ディスクブレーキのパッドとローターとのクリアランスはシビアなので、外的な圧力で変形しないように注意したい。飛行機で輪行する場合は、あらかじめローターを取り外して収納しておくと安心だ。
教えてくれた人
グランフォンド プロサイクリスト
紺野元汰
高校時代から競技を始め、実業団国内トップカテゴリーで活躍。2018年、ツール・ド・おきなわ市民210㎞優勝。2019年、UCIグランフォンド世界選手権3位。
※この記事はBiCYCLE CLUB別冊「ロードバイクのトラブル解決マニュアル」からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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