買い物に便利、自転車用キャリアを作ってみた! 100均のアレを使って編集者がDIY
ニシヤマ
- 2022年01月02日
外を走るのがツラい寒い冬こそ、セルフメンテナンス&自転車DIYをやってみよう。今回は食材買い出しマシンとなったフラットバーロードのために買い物袋サポーターをハンドメイド。5mmの鉄棒を曲げた、フックタイプのキャリアを作ってみた。
INDEX
お買い物バイクのために作る(ある意味)世界にひとつだけのキャリア
ふだん乗りのフラットバーロードが、ソロ買い出しマシンとなった。スタンドは付いているものの、いかんせん積載できないのが不便だ。スーパーの袋をハンドルにかけて走るのは危険だ。とはいえなかなかこのタイプの自転車につくカゴがない。適度な積載量で、着脱もカンタンな、サポーター的キャリアを自作することにした。
アイデアの元は、日東のF16というフロントバッグサポーターだ。この製品はスレッドステム対応のみ。アヘッドはバイクによりステムの角度が違うので、製品にしにくい理由があるのだろう。
もっともぜいたくなキャリアは、そのバイクに合わせて作ったオーダーもの。愛車を治具にして鉄棒を曲げるぞ。
5mmの鉄棒で現物バイク合わせ
メインの素材となるのは、ホームセンターで買ったムクの鉄棒、5mm×1mで300円ほど。この鉄棒を曲げてキャリアを作る。5㎜の鉄棒はなかなか固いが、手で曲げられるぎりぎりの固さでキャリアづくりにちょうどいい。ステムなどを治具にして、現物合わせで曲げていく。ステンレスパイプを使うのもいいが、曲げた部分がつぶれやすいので難度が高くなる。
鉄棒を曲げてみよう
カゴ部分は百均ラックで作る
キャリアの天板部分も鉄棒の一体構造で作りたかったが、1mでは長さが足りないことが判明。計画を変更して、天板部分は、カゴになるようなものを装着することにした。ちょうどよかったのは、以前にダイソーで買った網棚にかけるラック。キャリアに合わせて、アーム部分を曲げてフィットするように加工した。
だるまネジで固定する
鉄棒は5mmなので、マッドガードのステーと同じ太さだ。そこでランドナーでステーを固定する、だるまネジを活用することに。先端に角度をつけて曲げる前にだるまネジを入れておく。ラックの天板部分は、網になっているので、ここを挟むように固定する。
カンタンにバイクに装着できるキャリアが完成
完成したので、バイクに装着する。キャリアのベースの先端部分は開口しているので、それを開いてステムを通して、ハンドルから下げる。そして天板部分をだるまネジで固定すれば装着できる。だるまネジの8mmナット2本を固定する必要があるが、わりと簡単に着脱できるのもポイント。
※この記事はBiCYCLE CLUB 2020年7月号 No.423からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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