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買い物に便利、自転車用キャリアを作ってみた! 100均のアレを使って編集者がDIY

外を走るのがツラい寒い冬こそ、セルフメンテナンス&自転車DIYをやってみよう。今回は食材買い出しマシンとなったフラットバーロードのために買い物袋サポーターをハンドメイド。5mmの鉄棒を曲げた、フックタイプのキャリアを作ってみた。

お買い物バイクのために作る(ある意味)世界にひとつだけのキャリア

こんな感じで積載。スーパーの袋の中は、食材2.5㎏だが余裕だ。袋の持ち手をステムのボルト部にひっかける

ふだん乗りのフラットバーロードが、ソロ買い出しマシンとなった。スタンドは付いているものの、いかんせん積載できないのが不便だ。スーパーの袋をハンドルにかけて走るのは危険だ。とはいえなかなかこのタイプの自転車につくカゴがない。適度な積載量で、着脱もカンタンな、サポーター的キャリアを自作することにした。
アイデアの元は、日東のF16というフロントバッグサポーターだ。この製品はスレッドステム対応のみ。アヘッドはバイクによりステムの角度が違うので、製品にしにくい理由があるのだろう。
もっともぜいたくなキャリアは、そのバイクに合わせて作ったオーダーもの。愛車を治具にして鉄棒を曲げるぞ。

5mmの鉄棒で現物バイク合わせ

メインの素材となるのは、ホームセンターで買ったムクの鉄棒、5mm×1mで300円ほど。この鉄棒を曲げてキャリアを作る。5㎜の鉄棒はなかなか固いが、手で曲げられるぎりぎりの固さでキャリアづくりにちょうどいい。ステムなどを治具にして、現物合わせで曲げていく。ステンレスパイプを使うのもいいが、曲げた部分がつぶれやすいので難度が高くなる。

鉄棒を曲げてみよう

まずはステムで写真のように曲げる。鉄棒が当たる部分に傷がつかないようにビニールテープなどを巻いて保護する
次はステムの下からハンドル上を通して曲げる
途中経過はこんな感じ
バイクに装着した状態でいい塩梅のところでマーキング
ハンドルから下がってきた棒に角度をつける。エントランスの階段を使って、2本の鉄棒をいっしょに曲げた
キャリアのベースはこんな感じ!

 

カゴ部分は百均ラックで作る

台所や洗面所で石鹸置きなどとして活躍する、網棚にひっかけるタイプのラックだ

キャリアの天板部分も鉄棒の一体構造で作りたかったが、1mでは長さが足りないことが判明。計画を変更して、天板部分は、カゴになるようなものを装着することにした。ちょうどよかったのは、以前にダイソーで買った網棚にかけるラック。キャリアに合わせて、アーム部分を曲げてフィットするように加工した。

網棚にひっかけるタイプのラックをちょっと曲げてキャリアのベースにフィットするような形状に整える
こんな形状でキャリアにぴったり

だるまネジで固定する

これがだるまネジだ!

鉄棒は5mmなので、マッドガードのステーと同じ太さだ。そこでランドナーでステーを固定する、だるまネジを活用することに。先端に角度をつけて曲げる前にだるまネジを入れておく。ラックの天板部分は、網になっているので、ここを挟むように固定する。

本来は、5mmのステーをフレームのエンドに固定するのに使うが、今回はだるまネジを逆に使ってラックの網目に引っかけるように固定する
かき揚げの調理器具のような見た目に
キャリアのハンドルとステムに干渉する部分には、自己融着テープを巻く。傷の防止と振動吸収の効果が期待できる

カンタンにバイクに装着できるキャリアが完成

完成したので、バイクに装着する。キャリアのベースの先端部分は開口しているので、それを開いてステムを通して、ハンドルから下げる。そして天板部分をだるまネジで固定すれば装着できる。だるまネジの8mmナット2本を固定する必要があるが、わりと簡単に着脱できるのもポイント。

ちょっと知恵の輪のような感じで、どう通すか迷う。最初に通すポイントは、この写真の方向で。横に通して、下から上に回すとハンドルに引っかかる
8mmのナットでだるまネジを締めれば装着完了だ!

 

※この記事はBiCYCLE CLUB 2020年7月号 No.423からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

ニシヤマの記事一覧

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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