覚えておきたいママチャリ補修の方法、消耗品の交換をマスターしよう

ハンドルのレバーとグリップの交換方法

次に長く乗っていると傷みがちなグリップ、ブレーキレバー、カゴなどを交換する。
経年を経たグリップは硬化しており、素材も収縮してそのままではまずハンドルから外せない。なのでカッターで切れめを入れて外す。
新しいグリップは、たいていは水を塗れば入る。それでもキツい場合は、入り口に少し食器洗剤などをつける。それでも入らない場合は、プラハンマーでたたいて押し入れる。プロの作業場では、エアコンプレッサーですきまに高圧な空気を注入し、一気に入れてしまう。
カゴは地道にネジを外せば、簡単に交換できる。

グリップを交換する

古くなって汚れ、握りたくないグリップも新品に交換しよう！

カッターで切れめを入れて、ドライバーなどでこじ広げて古いグリップをとる。

グリップを生かしたい場合は、水の中に浸けて端からドライバーなどを突っ込み、水をすきまに浸透させると抜ける。

グリップは中を水で濡らして、すかさずハンドルに押し入れる。入らない場合はちょっと洗剤をつけてみる。油は厳禁。

レバーを取り付ける

ブレーキレバーも傷んで割れていたので、別の一般車用レバーと交換する。

一般車用レバーで、樹脂製のものなどは割れやすい。数百円で買えるものなので、傷んでいたらケーブル交換の際に換えるのもあり。

ボルトオンで取り付け。以前のタイプよりもしっかりした作りで全体的に剛性がある。ブレーキの効きには、レバー剛性も影響する。

カゴを交換する

サビで朽ちたカゴはみすぼらしく、買い物袋を傷めることも。要交換だ。

カゴは4本のボルトで固定されている。まずはカゴ下側の2本のボルトを外す。

次にカゴ後ろのヘッドパーツから突き出している金具についている2本のボルトを外す。

古いカゴを外した。コーティングされた樹脂がはがれ、中の網がサビついている。

程度のいいカゴに交換する。

外したときと逆の手順で、カゴを固定する4本のボルトを装着する。

カゴの交換が完了。サビたカゴでなくなるだけで、ずいぶんと印象はマシになる。

ママチャリのステム構造

ステム構造はスレッドタイプが多い。斜めウスによるステム固定だ。上部にあるボルトを締めるとウスが持ち上がり、斜めに広がることでフォークコラムの中で固定される仕組みだ。多くがこの方式となる。

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