DIYが苦手な人も安心! 折りたたみサイクルガレージ&簡易サイクルテントをテスト
ニシヤマ
- 2022年03月18日
編集部ニシヤマが作り出した魔窟「自転車汚部屋」をDIYで大改造する人気のシリーズ。今回は、自転車部屋ではなくエクステリアの自転車収納を見直してみることに。通販で気になるアイテムを2つ見つけたので、実際に組み立ててみた。ママチャリや通勤用のクロスバイク置き場がなくて困っている人、必見!
天候の変化に対応できる2つのサイクルガレージ&テント
毎日使う自転車は外にあるのがいちばん手軽。乗らなくなったロードバイクは、フラットバーなどに改造して、ガンガン買い物に使うほうが、自転車部屋に置いておくより、モノとしても本望だ。
そこで今回は2つの簡易サイクルポートをレビュー。ひとつは折りたたみのサイクルガレージ。台風が予想されるときは、風の影響を受けないように屋根をたたんでしまえる優れものだ。さらに台風時にはさっと撤収できるサイクルテントも導入してみた。これならふだんは雨のほか、紫外線やホコリもブロックできる。
折りたたみサイクルガレージを屋外に置いてみた
台風の威力は、近年いままでの常識を覆すほどになってしまった。中途半端な据え置きのサイクルポートは危険だ。代わりに置くことにしたのは、もっとも簡易でよく使われているタイプのサイクルポート。基本据え置きだが、強風が予想されるときは、屋根部をたたんでしまうことで、暴風で吹き飛ばないようにする。もともとのたたみ方では風に弱いので、ちょっとした工夫を要する。
ボナルカ・折りたたみサイクルガレージ3台用を使用
簡易な雨よけで、下に3台置ける。風が雨天なら、雨よけとしてそこそこの効果がある。アマゾンで約9000円という価格は、もはやDIYでも対抗できないほど。
雨よけとしては十分な性能。
折りたたみとあるが、メーカー指定のたたみ方では上に跳ね上げるだけ。これだとむしろ横風に飛ばされるリスクが高い。
屋根の一辺を外して、クルクルと巻いてベルトで固定する。ポートはフェンスにタイラップで止められている。この状態なら昨年の台風でも持ちこたえる。
これで暴風でも吹き飛ばない!
撤収できるサイクルテントを導入
さらに、今回はサイクルテントも試してみた。サイクルキャンプ時のテントではなくて、自転車を入れるテントだ。これなら横からの雨も防げるほか、ホコリなどからも自転車を守れるはず。より高級なロードバイクでも、運用しやすくなる。また中身が見えず盗難防止にもなる。また家の中に運び入れるのは、ちょっと難しいeバイクの駐輪にもうってつけと考えた。
家庭用簡易自転車置き場・サイクルハウス
こちらもネット通販で見るタイプのサイクルハウス。購入時の価格は3980円(税抜)。ポールを使ったテント構造だ。
折りたたみ式のポールを組み立てて、サイクルテントにあるポール用のスリーブに通す。ポールの先をテントのハトメに入れて突っ張る。
次にサイド部のポールを4カ所入れる。これでサイクルテントは完成。作業に慣れれば10分で組み立ても撤収もできるだろう。
完成したテント。激安なので作りはいまいちだ。
重ねて入れればロードバイクなら2台くらい入りそうだ。自立しない自転車はスタンドを使って立てる。
晴天なら、このようにオープンにしておくのもいい。
ただし風に弱い。下がコンクリなのでペグも打てない。
そこで20Lのウォータータンクを中に置いて解決。台風時はわずかな風でも倒れるという欠点を防災タンク兼用ウォータータンクで解決!
編集部ニシヤマ
自転車レストア&DIYの達人。過去にも自転車部屋改造に挑むが、すぐリバウンドしてしまう。原因は収集癖と片付けられない性格にあるということは言っちゃダメ。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2020年5月号 No.421]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT&PHOTO:西山貴之(編集部)
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