オレ流、ツーリングのサイクルバッグ選び! フロントバッグvsサドルバッグ
Bicycle Club編集部
- 2022年03月04日
自転車ツーリングの長年の命題といえば、サイクルバッグの使い方。ロードバイクに装着できるバッグの種類もかなり増えてきて、さまざまな流派が混在している。今回はフロントバッグとサドルバッグ、それぞれのメリットを紹介。オレ流のサイクルバッグ選びが、旅のスタイルを決定づける!?
サドルバッグvsフロントバッグ
40年前のランドナーの時代は、フロントバッグが優勢だ。いまはロードバイクが多くサドルバッグ優勢ながら、いまもなおフロントバッグを支持しているサイクリストも。もちろん併用している人もいるが、どちらかをわりと多く使うか、まったく使わないか聞いてみた。
ハンドリングに影響なく大容量もある
「サドルバッグ」派
容量は大きいほうがいい(浜田)
フロントバッグだと長めのアイテムが入らないのが難点。ときに1.5Lのペットボトルを入れることもある。やはり大は小を兼ねる。シートバッグは雨の日にはマッドガード代わりになる。
フロントバッグの取り付けが困難なので……(もち)
ハンドル幅が狭く、外装ワイヤーの自転車だと、ワイヤーとハンドルのすきまなどに余裕がなく、そもそもフロントバッグの装着が困難。さらに大きなフロントバッグだとブラケットを持ったときに手がバッグに当たる。大型サドルバッグはタイヤに当たるので、小さめを使用。
ハンドルまわりに余裕がない(澤田)
かつて紙の地図を使っていたときは、フロントバッグ上部のビニールケースに地図を入れていた。しかし今はGPSを使っており、加えてライトの装着も考慮するとハンドルまわりに余裕はなく、容量の点でもサドルバッグに軍配が上がる。
ハンドルに近く、中のものを取り出しやすい
「フロントバッグ」派
コンパクトなフロントバッグを愛用(三船)
サドルバッグにもよるけど。フロントバッグもけっこう活用してます。あまり影響を受けないコンパクトなものでスマホや財布、モバイルバッテリー、少量の食料を入れてます。
ちょっとした待ち時間にさっと出し入れできる(絹代)
ともかく取り出しやすい。サドルバッグのファスナーの開閉は少々ていねいに行う必要があるけれど、フロントバッグは面ファスナーなどでベリベリと開けられるものもあり、開閉もラク。信号待ちのちょっとした時間で出し入れでき、中身を使用しやすい。パックリ開くので、中身を確認しやすい点もありがたいです。実際は併用していて、あまり使わないものをサドルバッグに入れています。フロントには財布やカメラ、日焼け止め、道中買ったものなどを入れています。
荷物の仕分けができて使いやすい(平本)
行動食やレインウエア、カメラ、スマホなど必要なものがすぐに取り出せる。便利さ際立つ。モンベルのフロントバッグが絶対のオススメで、1日から1泊2日くらいのライドにピッタリ。容量4.5ℓで荷室が3つに分かれ、すぐ取り出したいものと、そうでないものの仕分けが可能。山製品で培われたストラップで簡単ながらも固定はしっかり。ファスナーの動きもスムーズ。サドルバッグは荷室がひとつで、荷物の仕分けができない。奥にしまうと、手前の物を出さないと取り出せない。また、太モモの裏側とバッグが触れて気になってしかたがない。
【総論】便利さを体験するとフロントバッグも捨てがたい
もともとフロントバッグが主流だったのは、やっぱり便利だったから。ロードバイクが全盛になるとフロントキャリアが必要となる従来のフロントバッグは減少した。ハンドリングに影響がなく、さまざまなタイプを選べるサドルバッグがたしかに今は主流。けれどもキャリアなしでも装着できるカンタンタイプのフロントバッグも増えてきて、使った人は、これは便利!とサドルバッグとの併用派になるというパターンのようだ。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2020年10月号 No.426]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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