歩けるSPDペダルとパワーロスが少ないロードペダル、ツーリングの正解は?
Bicycle Club編集部
- 2022年03月17日
ビンディングペダルは、シューズとペダルを固定するもの。ペダルから足が離れにくいので、パワーを効率的に走りに変えられる。走り方は人それぞれだが、長く安全にライドを楽しむためにも、ビンディングペダルはぜひオススメしたい。最近ではSPDペダルも人気だが、ふつうのロードペダルとの違いはあるのだろうか?
SPDペダルvsロードペダル
高効率で理想的なペダリングを得られるロードバイク専用ペダル。小さなクリートで歩きやすいSPDタイプのペダル。ツーリングならどちらを使いたい?
ペダリングのパワーをロスなく伝える
「ロードペダル派」
SPDのクリートキャッチが苦手(絹代)
ロードペダルです。不器用すぎてSPDの小さいクリートをキャッチするのが苦手で……。ロードシューズか、スニーカーか2択です。ロードペダルはスニーカーでも踏める踏み面の大きなタイプを選んでいて、けっこうスニーカーのまま出ることも多いです。歩くのが楽だし、立ち寄るレストランなどの床にもダメージがなさそうなので立ち寄りの数などにも合わせて選びます。
夏はバッグにサンダル(三船)
一人ではなく、立ち寄るところが多いのならSPDの使用もありえますが、基本はロードペダルで。夏ならバックパックにサンダルを入れてます。
クリートが小さくビンディングでも歩きやすい
「SPDペダル」
トークリップも活用(澤田)
立ち寄ったスポットで歩きまわることも多く、SPDペダルの一択。さらにツーリング車では、トレッキングシューズにトークリップという組み合わせも。
レーシーに見えるデザインならなお良し(岩田)
レース以外はすべてSPD。ロングライドイベントなどでも、歩くことはけっこう多いから。ツーリングにも使えるし、レーシーにも見えるシディの黒いシューズを使っています。
停まったときの安定感重視です(平本)
100km走ると、信号が都市部でおよそ300カ所、郊外で200カ所、ローカルでも50〜100カ所。赤信号の都度、足を下ろす。SPDシューズだと足元が安定。SPD-SLだとクリートが出っ張っていて、不安定だなあ。それに両面踏みのペダルを使えば、走り出すときにも、ササッとはめられる。
どっちを使うべきか悩んでいる
悩み中。いつも悩む(もち)
ロードのペダルはスピードプレーなのでQファクターを狭くできる。でもツーリングのときはSPDのほうが歩きやすくていい。悩ましい。
ペダル交換も手間だしなぁ(浜田)
いつもどちらにするか悩んでいる。しかし一台のバイクに対し、何度もペダルを交換するのも手間だ。うーん……。
【総論】バイクを降りて、歩く場面が多いか少ないか
ビンディングペダルらしいガッチリしたホールド感で、ぐいぐい走れるロードペダルは、100㎞を超えるライドではアドバンテージが出てくる。とはいえ、一般道は信号も多く止まったときの安定感はSPDタイプ。また輪行やバイクを降りて観光するなら、だんぜん歩きやすいSPDに軍配が上がる。ロードシューズは脱いでサンダルになるという人も。走りの快適さから、ロードペダルも捨てがたいなぁといつも迷う気持ちもよくわかる。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2020年10月号 No.426]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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- CREDIT :
- TEXT:西山貴之(編集部) PHOTO:猪俣健一
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