ソロツーリングのクルマ活用術! 公共機関との組み合わせもおすすめ
Bicycle Club編集部
- 2022年03月27日
クルマを使えばロードバイクを積んで行き、走りたいところからツーリングをスタートできる。輪行のように公共機関を使わないでいいし、車種によっては積載もラクだ。クルマの多い都市部はクルマにお任せして、アクセルを踏んで都市部をスルーする。ソロツーリングにおけるクルマの活用方法を考えてみる。
ツーリングコースへのアプローチをもっと簡単に
クルマを持っている人は、ツーリングに使わない手はない。自由な時間に自宅からスタートでき、現地でとめる場所さえあれば、そこから走り始められる。
輪行のときのようにラッシュ時を避けたりする必要はないが、渋滞に巻き込まれるというデメリットはある。都市部の場合、混雑しがちな駅での乗り継ぎなどを避けるため、クルマと併用するという使い方もある。この場合、郊外の駅にクルマをとめ、そこからさらに遠くに行く。最初から新幹線の駅に行ってしまうのもオススメだ。クルマ併用輪行なら、自転車は輪行した状態で積んでいけばいいので駅前でやる必要はない。
また帰路で駅に着いたとき、そこから自転車を組んで自宅まで走って戻るのはとてもわずらわしいけど、クルマなら輪行状態のまま入れて帰れるのでとてもラク。飛行機輪行でも同様だ。
いろいろ便利なのは、やっぱりクルマ
都市近郊の場合は、都市を抜けるまでが自転車にとってつらい場面。クルマでそこは脱出して、走りやすい郊外からツーリングをスタートさせる。クルマの場所まで戻ってくる必要があるが、駐車場から鉄道に乗って、さらに遠くへ行くこともできる。
駐車場さえあればそこからがサイクルフィールド
カーサイクリングで必須なのが駐車場だ。田舎であれば探してみると、無料の駐車場もある。有料でも郊外の場合は駐車料金も比較的安い。
ワゴンやハッチバックが収納にラク
バイクの出し入れに便利なのは、後部のハッチが開きカーゴスペースが広いクルマ。ワゴンタイプなら、前後輪を外さずそのままバイクが入る。セダンタイプのクルマだと、そのままバイクを入れることができず、ホイールを外すなどやや手間がかかる。
後ろからバイクを入れて完了
後部からカーゴスペースにバイクを入れやすいタイプのクルマが使いやすい。ワゴンなら一台そのまま入る。袋の大きな飛行機輪行のとき、空港までのアクセスにもクルマが便利だ。
キャリアを使って自転車を運ぶ
車内スペースが確保できるソロツーリングではレアケースだが、自転車を車内に入れたくない場合、キャリアを使って運ぶ方法もある。一人でのバイクの上げ下ろしに不安がある人は、ルーフタイプのキャリアは使わないほうがいい。後部ハッチに取り付けるタイプのほうが上げ下ろしがラクだ。
後部ハッチに取り付けるタイプのサイクル用キャリア
ベルトを使い、後部ハッチにキャリアを固定する。装着がやや手間だが、バイクを車外に固定できる。車両の後部なので、比較的空力のロスも少ない。
輪行袋やホイールカバーを使う
輪行袋などを使えば、車内を汚さずに自転車を入れられる。輪行袋にフレーム部分、ホイールカバーにホイールを入れれば、かなりコンパクトに分散して車内に積めるので、カーゴスペースの少ない小型車などにも有効だ。
輪行アイテムを上手に使えばクルマも清潔
座席側に自転車を入れる場合など、そのままだとチェーンなどが接触してひどい汚れになる。輪行袋に入れれば汚れず安心だ。ホイールカバーもクルマへの積み込みに便利。
工具類をクルマに常備
カーサイクリングを頻繁にする人は、車内専用に自転車用ツール類、フロアポンプなどを常備しておくといい。出かけるたびの工具の積み下ろしの手間が省け、忘れることもない。現地でいざというトラブルにも対処しやすい。
※この記事はBiCYCLE CLUB別冊[自転車ソロツーリング]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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