プロ注目のトレーニング器具で呼吸筋の筋持久力を鍛えよう|ラクになる呼吸テクニック
Bicycle Club編集部
- 2022年04月01日
トップ選手は呼吸のタイミング、テクニックを使い分けることでより楽に、パワーを出している。今回はJプロツアーにも参戦する“走れるドクター”、整形外科医の武井 裕さんに、呼吸筋を鍛えるトレーニングについて教えてもらった。
最大筋力と筋持久力を分けて鍛えよう
「自転車の場合、乗ってるだけでも自然と呼吸筋のトレーニングになりますが、あえてするならば最大筋力をつけるよりも、長い時間維持する筋持久力をつけたほうがいいと思います。あと、呼吸を鍛えるというと吸うイメージが強いかもしれませんが、吐くことも鍛えましょう」
高負荷で最大筋力
自転車ではあまり呼吸筋の最大負荷を鍛える必要はないが、たとえばスプリントのときなど、腹圧を高めて体幹を安定させるのに使う。重量挙げの選手なども取り入れている。
低負荷で筋持久力を鍛える
自転車で使うのは、おもに呼吸筋の筋持久力。そこで低負荷を長時間続けるような運動が効果的だ。このほかライディング中にマスクをするなど、負荷をかけることでも鍛えられる。
呼吸筋トレーニングにはエアロフィットがおすすめ
呼吸筋トレーニングには、横隔膜をはじめとする呼吸筋を鍛えられるエアロフィットがおすすめだ。
▼「エアロフィットで呼吸筋トレーニング」の記事はコチラから。
教えてくれた人
整形外科医 武井 裕さん
多忙な中トレーニングをこなし、現在JプロツアーチームVC福岡で走る。学生時代はバレーボールに取り組んでいたが、ケガから自転車に転向。スプリントを得意とする。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2020年5月号 No.421]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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- CREDIT :
- TEXT:山口博久(編集部) PHOTO:荒木優一郎/管洋介 ILLUST:田中斉
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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