JCL2022シーズンプレゼンテーションで川淵三郎名誉顧問が就任挨拶
Bicycle Club編集部
- 2022年03月07日
株式会社ジャパンサイクルリーグ(以下、JCL)が3月4日(金)に開催した「三菱地所JCLプロロードレースツアー2022シーズンプレゼンテーション」。その場に川淵三郎名誉顧問が登壇し、就任の挨拶を行った。以下、プレスリリースより川淵三郎名誉顧問のコメントをお届けする。
日本のスポーツ界を変える可能性がある
約50年前に初めてヨーロッパに行ったとき、動員力としてはサッカーより自転車(ロードレース)の方があるということを目の当たりにしてビックリしたことを覚えています。ツール・ド・フランスは、世界3大スポーツのひとつであり、1980年代にNHKでBSができ始めた時、目玉として放送していて、私も多くの選手がアルプス越えしている姿を一生懸命見ていました。
こうした世界の流れからしてみても、日本でロードレースが発展しないわけがありません。自転車は子どもから大人まで乗れますし、多くの人がロードレースの値打ちがわかれば、参加して応援してくれると確信しています。
世界3大スポーツであるものの、日本ではまだそれなりの地位を獲得できていません。しかし、2017年には、国土交通省に自転車活用推進本部が設置され、自転車に乗ることで日本を活性化する目的で「自転車活用推進法」が施行されました。また、2019年からはナショナルサイクルルート(最初はつくば霞が関りんりんロード・ビワイチ・しまなみ海道サイクルロード、後にトカプチ400・太平洋岸自転車道・富山湾岸サイクリングコース)制度を創設し、国内外に日本の景観・サイクリングを楽しむ場としてPRを図っています。こうした活動に最も貢献できるのがJCLだと思っています。
JCLを通じて、自転車が如何に一般社会に受け入れられるか、一般社会のなかに自転車の必要性を感じてもらえるか、そしてそのことで健康で長生きできる環境をつくっていけるかどうかを使命としてやっていくことで、これは絶対に成功しないわけがないと思っています。
10チームからスタートするのはJリーグと一緒で、地域のみなさんと一緒に育っていけるように活動していきたいです。とにかく日本のスポーツ界を変える可能性があると思っています。
私の今の夢は、しまなみ海道に行くことです。自転車マナーの推進・日本中に自転車道を作り、年配者でも安心して楽しむことができるような動きをつくっていくことが発展につながると思っておりますので、ご支援よろしくお願いいたします。
地域に愛されるクラブづくりのノウハウをJCLでも
JCLでは、川淵名誉顧問がJリーグで取り組んできた「ホームタウン活動」をはじめとする地域に愛されるクラブづくりのノウハウを生かし、サイクルスポーツの発展とともに自転車を通じた地域創生及び地域課題解決の寄与により一層努めて参ります。
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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