日本海とカニ、鉄分強めの糸魚川「久比岐自転車道」を走る!
Bicycle Club編集部
- 2022年03月30日
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新潟県、糸魚川にやってきた!
新潟県糸魚川市にやってきました。糸魚川といえば、知る人ぞ知る日本海の絶景サイクリングロード、久比岐自転車道のスタートポイント。今回はユーチューバーのあむちゃんと走ります!
久比岐自転車道は旧北陸本線を「自転車歩行者道」としたもので、当時のトンネル跡などを走れる貴重なサイクリングロードとして知られています。今回の旅のスタートとなる糸魚川駅は、大糸線の終点であり北陸新幹線、日本海ひすいラインとつながる鉄道の要所。駅に併設された糸魚川ジオステーションジオパルはかなり鉄分強めなため、鉄道ファンだとサイクリングの前に半日経過してしまうので注意しましょう!
旧北陸本線トンネルウォッチング
糸魚川駅を出て日本海の海岸へ! 上越市方面に進むと国道8号の内陸側の隣に細い道があるのがわかります、これが久比岐自転車道。糸魚川市中宿から上越市虫生岩戸までを結ぶ約32㎞の廃線跡を活用した道で、SLが走った時代のレンガ造りのトンネルが多数残っているのがポイントです。
日本海と言えばカニでしょカニ!
糸魚川に来たからには、ぜひ食べたいのがカニですね! 道の駅でもあるマリンドリーム能生は、カニを求めて県外から多数の観光客が訪れる、日本海沿いでも指折りのカニスポット。かにや横丁でカニを買って広場で食べるもよし、レストランで豪華なカニ料理を食べるもよし。また、なんといっても漁場が近いので安い!
こんなに日本海が近いんだ!
久比岐自転車道の大きな魅力のもう一つは日本海が近いこと。このエリアは地形的に海からすぐに山になっており、平地が極端に少ない。そのため、国道や鉄道が密になって海沿いを走っていたのです。現在鉄道のほうは地下トンネルになっていますが、旧北陸本線の廃線跡ということは、そんな貴重な土地を使っていてサイクリングロードとしてはかなりぜいたくといえますね。
ホームまで階段300段! 地下トンネル駅の筒石駅
鉄道ファンならこのエリアで外せない筒石駅は、鉄なサイクリストならぜひ訪れたい駅。えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(旧北陸本線)の筒石駅は、長いトンネルの中にあります。つまり筒石駅は、もとは今のサイクリングロードのところにあったのですが、北陸本線がトンネル化した1969年にその中にホームを作ることになったのです。駅の入口は山の中腹にある簡素な建物ですが、中には異空間が広がっている!
シメにB級グルメも
糸魚川は海に山に食材が豊富なエリア。有名なB級グルメは「糸魚川ブラック焼きそば」で、太目の麺と近海で採れたイカの身と墨を使った真っ黒い焼きそばがインパクト強し。その見た目とは裏腹においしい海鮮味がクセになります。ちなみにこちらは糸魚川エリアの数々の飲食店で提供されています。
いろいろと濃い風土と歴史と文化がつまった糸魚川はグルメも味わいつくせないほど豊富。あむちゃんは「今度は久比岐自転車道往復70kmコースで行きたいです」とのこと、もう一度行ってサイクリングざんまいしたい!
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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