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日本海とカニ、鉄分強めの糸魚川「久比岐自転車道」を走る!

新潟県、糸魚川にやってきた!

新潟県糸魚川市にやってきました。糸魚川といえば、知る人ぞ知る日本海の絶景サイクリングロード、久比岐自転車道のスタートポイント。今回はユーチューバーのあむちゃんと走ります!

あむちゃん。ユーチューバー、動画&ゲームクリエイター。もとはゲームの解説などを配信していたが、ロードバイクにハマり、自転車コンテンツが多くなる。全県制覇のツーリングレポートにチャレンジ中

久比岐自転車道は旧北陸本線を「自転車歩行者道」としたもので、当時のトンネル跡などを走れる貴重なサイクリングロードとして知られています。今回の旅のスタートとなる糸魚川駅は、大糸線の終点であり北陸新幹線、日本海ひすいラインとつながる鉄道の要所。駅に併設された糸魚川ジオステーションジオパルはかなり鉄分強めなため、鉄道ファンだとサイクリングの前に半日経過してしまうので注意しましょう!

大糸線を走っていた国鉄時代の気動車キハ52。実車に入ることができ、ボックスシートでくつろげる
ジオラマ鉄道模型ステーション。Nゲージを運転して楽しめる。出発進行!ってこんなことをしている場合では……

旧北陸本線トンネルウォッチング

糸魚川駅を出て日本海の海岸へ! 上越市方面に進むと国道8号の内陸側の隣に細い道があるのがわかります、これが久比岐自転車道。糸魚川市中宿から上越市虫生岩戸までを結ぶ約32㎞の廃線跡を活用した道で、SLが走った時代のレンガ造りのトンネルが多数残っているのがポイントです。

この日はエリアのメディアツアーが開催され、地域観光アドバイザー・トンネルツアープランナーの花田欣也さんがトンネルの見どころを解説してくれた
トンネルの中を走る。旧北陸本線のトンネルは補修され、廃線跡サイクリングロードとして大切に活用されている
ヨーロッパの城壁を彷彿とさせる、こんな雰囲気のポイントも
トンネルカードも製作された。こちらの配布方法はただ今計画中という。9枚のうち1枚はシークレットカード

日本海と言えばカニでしょカニ!

糸魚川に来たからには、ぜひ食べたいのがカニですね! 道の駅でもあるマリンドリーム能生は、カニを求めて県外から多数の観光客が訪れる、日本海沿いでも指折りのカニスポット。かにや横丁でカニを買って広場で食べるもよし、レストランで豪華なカニ料理を食べるもよし。また、なんといっても漁場が近いので安い!

かにや横丁のカニ。それぞれの漁船が店を開いている。直売なのでめっちゃ新鮮かつ安い!
レストラン番家のカニづくしセット、このカニボリュームで3740円
あむちゃんもカニ寿司を堪能~美味い!

こんなに日本海が近いんだ!

久比岐自転車道の大きな魅力のもう一つは日本海が近いこと。このエリアは地形的に海からすぐに山になっており、平地が極端に少ない。そのため、国道や鉄道が密になって海沿いを走っていたのです。現在鉄道のほうは地下トンネルになっていますが、旧北陸本線の廃線跡ということは、そんな貴重な土地を使っていてサイクリングロードとしてはかなりぜいたくといえますね。

筒石の町並み、平らな土地が少ないので路地は狭く、家は密になって建っている。3階建てが多い。自転車で走行する際は、住民の方の迷惑とならないように気を付けましょう

ホームまで階段300段! 地下トンネル駅の筒石駅

鉄道ファンならこのエリアで外せない筒石駅は、鉄なサイクリストならぜひ訪れたい駅。えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン(旧北陸本線)の筒石駅は、長いトンネルの中にあります。つまり筒石駅は、もとは今のサイクリングロードのところにあったのですが、北陸本線がトンネル化した1969年にその中にホームを作ることになったのです。駅の入口は山の中腹にある簡素な建物ですが、中には異空間が広がっている!

ホームまで続く300段の階段をひたすら降りていくしかない。行きの階段下りはまだいいけど、通学利用者だと部活帰りの上りは辛すぎるので、帰りは隣駅で降りてクルマで迎えに来てもらうこともよくあるとか
日本海ひすいラインは気動車の一両編成だ。サイクルトレインも運行しているのでサイクリングにも活用したい

シメにB級グルメも

糸魚川は海に山に食材が豊富なエリア。有名なB級グルメは「糸魚川ブラック焼きそば」で、太目の麺と近海で採れたイカの身と墨を使った真っ黒い焼きそばがインパクト強し。その見た目とは裏腹においしい海鮮味がクセになります。ちなみにこちらは糸魚川エリアの数々の飲食店で提供されています。

糸魚川ブラック焼きそば。上のふんわり卵をめくるとブラックな麺が登場!

いろいろと濃い風土と歴史と文化がつまった糸魚川はグルメも味わいつくせないほど豊富。あむちゃんは「今度は久比岐自転車道往復70kmコースで行きたいです」とのこと、もう一度行ってサイクリングざんまいしたい!

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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