大規模自転車イベントは新時代へ突入か? ビッグサイトで行われたサイクルモード東京2022!
ハマダ
- 2022年04月05日
4月2日、3日に行われた日本最大級のスポーツ自転車フェスティバル「サイクルモード東京2022」。初のビッグサイト開催とあって新たな自転車シーンの幕開けとして注目された本イベント。最新パーツ紹介は後日にじっくり行うとして、今回はバイシクルクラブ的な視点でイベント全体を簡単に振り返る。
初のビッグサイト開催。自転車界の新時代到来か?
開催地や天候の影響か、それとも時代の流れか、これまでのサイクルモードよりも来場者の年齢層が若返り、レースジャージを着た人数はこれまでよりも少なめになった印象を受けた。家族やカップルが普段着で立ち寄り、試乗車ライドに挑戦してみたり、100万円超えの高級車に驚いてみたり、とにかくたくさんのアイテムに触れてみたり……。
とあるブースの担当者いわく「今年のサイクルモードでは『スポーツバイクとはこう!』という固定観念のない、自由な人たちがあきらかに増えました。自転車界はこれまでにない新世代に入っているのかしれません」と話していたのが印象的だ。
Withコロナの時代、一堂に会したリアルイベント
また新時代という点からみると、Withコロナの時代となりようやく開催できた今回のサイクルモード。このご時世なかなか会うことができなかった、仲間や友人とも多数再会できるのもうれしい点だ。こうした「自転車イベントに行くと最新の物だけでなく、会いたかったあの人にも会えた!」といった喜びも、ひとしお強く感じられた。こういったことから、イベントの在り方自体を考えさせられることとなった。
とくに動画配信者=YouTuberが集合できたのも特徴だ。スマホやカメラを手に、会場を歩いてレポートし、イベントの様子や自転車の魅力を改めて伝える姿が多く見受けられた。最新自転車や最新パーツとの出合いはもちろん、YouTuber同士の交流や視聴者ファンとの交流もようやくリアルイベントで実現した。
物流の都合で最新バイクはやや少なめも、「コト」へシフト
いわずもがなコロナ禍や世界情勢の影響で、原材料やパーツの不足は否めない2022年。最新完成車モデル(特に純粋なロード&MTB)の入荷数は、過去のサイクルモードと比較すると減少傾向にあった。しかしいっぽうでグラベルバイク、キャンプ&バイク、室内トレーニング、通学・通勤、PIST6をはじめとするトラック競技など「自転車を使った楽しみ方・遊び方」は拡大傾向で、各ブースにもそういったアイテムが複数並んでいた。
最新パーツの紹介は今後ウェブで発信予定
もちろんバイシクルクラブでは、会場で見つけた最新自転車パーツの紹介を行っていく予定。サイクルモード関連の記事更新をお楽しみに!
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- PHOTO:浜田幸紀/山口博久 TEXT:浜田幸紀
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