下りでペダルが安定しないときに役立つ、ちょっとした裏技とは?|自転車通勤で役立つテクニック
Bicycle Club編集部
- 2022年04月24日
ロードバイク初級者が通勤・通学、ソロライドで目指したいのが、安全に走って自宅に帰ること。そのためには基本の危険回避術を覚えておくのが有効だ。ここでは「ブレーキの当て効き」を紹介する。
当て効きを使うと長い下りでも安定する
下り坂が続く状況ではペダリングしてもトルクがかからないため、サドルの上に乗っている状態で重心が高くなり安定しない。ブレーキパッドが軽くリムにこすれる程度の当て効きブレーキをすると、ペダルにもトルクがかかるため重心が低くなり安定する。
ただし、長時間の当て効きはホイールやブレーキングする腕にも負荷がかかる。「下りを終えたら腕がパンパン!」ということにならないよう、ビギナーのうちは下りでも必要に応じて休息をとるようにするといいだろう。
ブレーキパッドをリムにこすらせる
当て効きのコツはこすらせる程度にレバーを引くこと。強めの力でブレーキし続けると、過度な熱によるカーボンリムの破損が起こったり、ディスクブレーキではフェードするので注意が必要だ。
あむちゃんが実践してみた!
ブレーキをかければペダルに力がかかる。足元が安定するので疲れにくい!
先生&生徒役はこの人
コーチ/管 洋介
競技歴24年のロード選手にしてチームオーナー。コーチとしてレースで速く走るためのスキルはもちろんのこと、安全に走るための指導にも定評がある。現在はオンラインレッスンも行っている。
チャレンジャー/愛あむ
「あむちゃん!」チャンネルでロードバイクやゲーム実況を配信するユーチューバー。ロードバイクに乗り始めて約1年で初級者代表として安全に走るテクニックを学ぶ。イラストレーターやデザイナーとしても活動中。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2021年8月号 No.424]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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- CREDIT :
- TEXT:猪俣健一 PHOTO:後藤武久
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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