小石がUCIレース「ツアー・オブ・タイランド」で総合2位|Team UKYO
Bicycle Club編集部
- 2022年04月13日
4月1日から6日に行われた「ツアー・オブ・タイランド2022」に、Team UKYOが参戦。強豪海外チームと2年ぶりとなるアジアでのレースで、小石祐馬が総合2位、クレダー・レイモンドが総合3位と好成績を挙げ、UCIポイントを獲得した。以下、チームリリースよりレースレポートをお届けする。
2年ぶりのアジアUCIレースでチーム右京が大健闘!
4月1日~6日にタイ王国で開催された「The Princess Maha Chakri Sirindhorn‘s Cup Tour of Thailand 2022」に日本チームとして唯一招待をもらい、2年ぶりに海外のレースに参戦して参りました。
チームとして2年ぶりのUCIアジアツアー参戦となった今大会はコロナ禍で厳重な対策と処置の中の開催となりました。Team UKYOからはスプリンターのレイモンド・クレダー、クライマー&パンチャーのネイサン・アール、クライマー&ルーラーのベンジャミン・ダイボール、エースの小石祐馬、新加入の経験豊富な石橋 学、昨年JCLでホワイトジャージを獲得した宇賀隆貴の6人での参戦となりました。
今大会は異常気象とも言える冷夏で、1日目と2日目は最高が20度とタイでは肌寒い天候の中でスタートしました。
第1ステージは158.5kmの平坦基調
第1ステージという事もあり、予想どおりアタック合戦の応酬でなかなか落ち着かないレースとなりました。度々小さな逃げグループが形成されますが、メイン集団はそれをコントロールして最後は大集団スプリントになりました。クレダー選手は3位でゴール。
第2ステージは2回の山岳ポイントが設定された183.5km
チームとしてはアール選手が山岳ジャージを狙えると考え、最初の91km地点のKOMポイントをトップで通過しました。しかしその直後のアタック合戦で集団が割れて31人の大きな逃げグループが形成。Team UKYOからはそのTOPグループに小石選手とクレダー選手の2名が入り、このグループが追走集団に2分以上のタイム差を付けてゴールに向かいます。スプリンターのクレダー選手が2位でゴールし、総合2位に上がりました。
第3ステージは山岳ポイントとスプリントポイントを含む
比較的短い117kmのステージ
短いステージですがアタック合戦が長く続き、なかなか決定的な逃げが決まらず、平均48km/hで集団はゴールに向かいます。最後は集団スプリントになり、クレダー選手が前日に続き2位でゴール。アール選手は山岳ポイントを3位で通過して山岳ジャージを獲得した。
第4ステージはスプリントポイントが3つ設定されている
176kmの平坦ステージ
75km地点でようやく5人の逃げが決まり、Team UKYOのが集団をコントロール。最後はダイボール選手が一人で集団を引いて逃げグループを吸収。大集団のスプリントになり、クレダー選手が3度目の2位でゴールしました。クレダー選手はイエロージャージを守りました。
第5ステージ3つのスプリントポイントが設定された
平坦基調の163kmステージ
レースもいよいよ終盤。リーダーチームとして集団をコントロールしていくのが難しいステージだと予想してましたが、集団はスタート直後からアタック合戦が続きます。気温も上昇しているなか、終盤まで集団は全く落ち着きません。残り35km地点で5人の逃げグループが形成され、そこに小石選手が入りました。しかし総合2位の選手もこのグループに入っているので追走集団がスピードを上げ、懸命に追い上げます。5人は最後まで逃げ切りましたが、追走集団は12秒差でゴール。この結果、トップグループで逃げ切った2位の選手がリーダージャージを奪還することになりました。
第6ステージは上りゴールとなる165.2kmの最終ステージ
クレダー選手と小石選手が総合優勝を狙える位置にいるので、チームにとってこの最終ステージは総合優勝が掛かる重要なステージ。作戦はアシストの4人で最後の上りまで2人を引き上げ、全力でゴールを目指すというもの。最後の上りは勾配がきつい1kmほどのヒルクライムですがアール選手がラスト300mまで2人を引っ張り、見事ステージ優勝を飾りました。小石選手が5位でゴールし総合2位にジャンプアップ。クレダー選手も11位でゴールし総合3位となりました!
ツアー・オブ・タイランド2022 UCI Asia 2.1class
開催期間:2022年4月1日(金)~ 4月6日(水)
開催地:タイ王国帆東部 ムクダハン地方
出場チーム:19チーム(104人)
ステージ:全6ステージ、総距離962km
完走:97人
Team UKYO
http://www.teamukyo.com/
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