大会初の4ステージイベントを永田隼也が制す|ENS富士見高原大会
Bicycle Club編集部
- 2022年04月22日
4月16、17日の日程で、エンデューロ・ナショナルシリーズ(ENS)が、富士見高原リゾート(長野県諏訪郡)で開催された。
8年目を迎えた日本唯一のエンデューロシリーズ戦、今年は有効ポイント制として、ENSライツ5戦、2日間制のENS本大会3戦のうち、成績の良かった3戦の合計ポイントでシリーズチャンピオンが決定する。すでにライツ3戦を消化しているが、やはり本大会の持つ「クラシック」な雰囲気は特別なようで、230名を超えるエントリーを集めて行なわれた。
コースを大きく変更、大会史上初の4ステージ制での開催
ENSスタートの地でもあり、大会時にしか走れないエリアを使用することで人気の高い富士見高原だが、今年はコースを大きく変更。史上初の4ステージ制となり、ペダリングセクションとリエゾン区間の増加により、テクニックとフィジカルのバランスがこれまで以上に求められることになった。
その初日には、スペシャライズド・ジャパンのサポートライダーや、’99アジアDHチャンピオンの竹本将史氏による初級者向け「初めてのENS 試走アテンド」、中上級者向け「コース攻略アテンド」が開催。さらに試走終了後にはステージ1でAA、Aクラスによるタイムドセッションが行なわれ、前年のシリーズチャンピオン永田隼也(Team A&F/Oakley)が、43秒66のトップタイムをマーク。
日曜の決勝も永田のリードで始まったが、ステージ2、3では宇津孝太郎(EXTSHOX/rokkoracing)がトップタイムを記録(*)。
ステージ3の途中から雨も降りだし、出走時間が遅いA、AAクラスのライダーは厳しい状況となってくる。
そんな中、最終のステージ4でトップタイムをマークしたのは、Aクラスの園部来夢(ナカザワジム)で2分18秒22。AAクラスは永田の2分20秒26が最速となり、この結果、永田がトータル6分14秒28で優勝。2位は井本はじめ(Santa Cruz)、3位金子 匠(SPECIALIZED)となった。
*宇津はステージ1の出走時刻に遅れたため、プラス3分のペナルティ
総合リザルト
AAクラス
1.永田隼也(Team A&F/Oakley)-AA 6分14秒28
2.井本はじめ(Santa Cruz-AA)-AA +0.88
3.金子 匠(SPECIALIZED)-AA +1秒86
4.鈴木京太(TEAM NARO/RR/おされフィッシング)-A +2秒63
5.佐々木 博(重力技研/urge/drop8/EXT/SUBARU)-AA +3秒54
ENS(エンデューロ・ナショナルシリーズ)公式サイト
https://ensjapan.net
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。