自転車用ボトルが肥料に! 100%生物由来素材ボトルをEFエデュケーションが採用
Bicycle Club編集部
- 2022年05月07日
ロードレースの補給シーンで欠かせないウォーターボトル。世界中のロードレースでは年間約63万本のウォーターボトルが使われ、約7万本がグランツールで消費されるという。そのボトルに生物由来素材を使い、肥料化することができるものを採用することを、アメリカの自転車メーカー、キャノンデールが発表した。
EFエデュケーションの男女チームが採用
キャノンデールが今回100%堆肥化可能な素材を使用したボトルを、EFエデュケーション・イージーポストが使う。チームでは先日スタートしたジロ・デ・イタリアから使用を開始し、そして、EFエデュケーション・ティブコSVBはバスク(スペイン)で開催されるイツリア・ウィメンで使用する予定だ。
キャノンデールのリリースによるとEFエデュケーション・イージーポストと、EFエデュケーション・ティブコSVBの両チームだけでも約3万4000本のボトルが使用されているという。そのため、キャノンデールは毎レースで1度きりの使用で使い捨てられるボトルに代わり、優れた材料をしてより持続可能なソリューションを提案した。
100%植物由来の素材で作られたキャノンデールのコンポスタブルボトル
キャノンデール100%コンポスタブルボトルは、植物由来の素材で作られている。バルブ、キャップ、ボトル本体
すべてが完全に堆肥化可能で、プラスチックやゴムなどの可塑剤、金属、BPAをいっさい含まず、人にも環境にもやさしいウォーターボトルだという。
このボトルは、微生物、熱、湿気にさらされると、工業用堆肥システムで3カ月以内に分解可能。また、欧州堆
肥規格EN13242によって認定されており、家庭用コンポストでは、約10〜12カ月で分解可能だ。
同社ではこのボトルの一般販売は予定していないが、プロロードレース界にとってより持続可能な未来を創造するために、2023年シーズン以降、このボトル製造ライセンスをワールドツアー全体に公開する予定だという。
問:キャノンデール・ジャパン
https://www.cannondale.com
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