
ゼロ発進からのペダルキャッチ! ペダルの装着を焦らないコツを伝授

Bicycle Club編集部
- 2022年05月28日
より遠くへより速く走れるようになりたいと思ったときがビンディグペダルデビューのタイミングだ。安心して脱着できるコツを紹介しよう!
ゼロスタートからの実践編! 余裕をもってペダルキャッチしよう
ビンディングペダルのキャッチ&リリースの基本を習得したら、公道走行時など実際のシーンでのペダルキャッチの方法を学ぼう。
まずゼロ発進ですぐにペダルをキャッチしようとして焦らないことが大切だ。ビンディングペダルをキャッチできていなくても、ペダル自体を踏み込むことはできるので、とにかく頭をしっかり上げて前方の視野を確保するなかでスピードに乗せることを優先しよう。スピードが乗ればバイクの挙動が安定し、余裕を持ってペダルをキャッチできるようになる。
左脚にしっかり重心を置こう
公道で停車する際、万一バランスを崩しても車道側へ倒れないように左脚へ重心を置いて停車しよう。ここからゼロ発進してペダルをキャッチしていくが、焦らないことが大切だ。
まずはスピードを乗せよう
発進してすぐにペダルをキャッチしようとせず、ひとまずペダルを踏んでスピードを乗せることがポイントだ。ゼロスタートからサドルにまたがった段階では、まだペダルをキャッチしていない。
焦らず足裏で探ろう
ある程度スピードが乗ってから、足裏でペダルの感触を確かめながらペダルをキャッチしよう。周囲を見渡す余裕を持ちながら、いいタイミングでビンディグペダルに固定しよう。
スピードが乗っていれば安定する
クリートのツメでペダルをキャッチしたらペダリングに合わせて踏み込んで固定しよう。ゼロスタートからスピードを乗せていくなかでスムーズにペダルをとらえよう。
こんなやり方は要注意!
ペダルを目視で探してしまう
「ビンディングペダルをはめなくては!」という焦りから、ゼロスタート直後から視線を落としてペダルの位置を探しているビギナーサイクリストが多い。この動きは前方の状況を見ることができないだけでなく、スピードが乗っていないためふらつきやすく非常にリスクがある。ゼロ発進直後にペダルをキャッチする意識を捨てよう!

サドルに腰かけたまま足を着くと不安定
停車時にサドルにまたがったまま、脚を突っ張ってバランスを取っている停車スタイルをとる人がいるが、重心位置が高く不安定だ。停車時はサドルの前方に降りて重心を下げよう。足の着地位置にも自由度が出て動きをコントロールしやすい。


教えてくれた人
ウォークライド
須田晋太郎コーチ
ウォークライド シクロアカデミア、 日本スポーツ協会 公認自転車競技コーチ。10代のころから自転車競技に取り組み、実業団トップカテゴリーで活動後、トレーナーとして国内チームに帯同。現在、プロコーチとして幅広い層のサイクリストのコンディショニングやフィッティングサービスを行いながら、大磯クリテリウムや箱根ヒルクライムなど人気イベントも主催する。
https://walkride.jp/academia
※この記事はBiCYCLE CLUB[2021年2月号 No.430]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE
PROFILE

Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。