ヘルメットは丸洗いしていいの? 汗やニオイを取り除く方法とは|自転車ギア徹底クリーニング
ニシヤマ
- 2022年06月23日
時間のある今だからこそ、普段使っている自転車ギアをクリーニングするチャンス! 今回の記事では編集部のセルフメンテナンス番長・ニシヤマが、汗やニオイが染みついたヘルメットを洗ってみた。
ニオイの原因を定期的な洗浄で取り除こう
汗にさらされているヘルメットも、使用頻度の割になかなかクリーニングしないアイテムのひとつ。気分的にはこちらも丸洗いしたいところだが、ヘルメットの丸洗いはライナーとシェルのあいだに水が入るのでNGだ。
頭を衝撃から守るヘルメットのライナーの素材はけっこうデリケート。それゆえ年数を経たヘルメットは割れてなくても交換したほうがいい。
あごヒモやインナーパッドを中心に洗おう
洗浄する場合は、水で薄めた中性洗剤をやわらかいウエスに含ませて軽く拭き取る。濡れた場合は乾いたウエスなどでしっかり水分をとる。
内装を着脱できるタイプは、外して洗うことができる。外せないタイプは、薄めた中性洗剤をウエスに含ませて拭き取るように洗ってよく干す。
外した内装は、洗濯ネットに入れて洗濯機洗いするか、市販の洗濯用洗剤で手洗いする。もちろん十分乾かしてからヘルメットに再び装着。
あごヒモを洗う。汚れがひどい場合は中性洗剤をつける。消臭繊維が使われている場合は、水かぬるま湯で洗ったほうが機能が持続する。
水を入れたタライなどにあごヒモだけを入れてよく手洗い。絞ってタオルなどで水気を切って、直射日光の当たらないところでしっかり干す。
ヘルメットは水に浸して洗わない?
ヘルメットのメンテナンスは、基本はよく乾かしておくこと。水に濡れたまま放置しておくのは、雑菌が発生するのでよくない。清潔なウエスでキレイに水分を拭いておく。クリーニングする場合は中性洗剤を使って軽く拭き取るくらいでいい。有機溶剤やパーツクリーナーを使うのは、ヘルメットの材質に悪影響があるので絶対やめよう。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2019年2月号 No.403]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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- CREDIT :
- TEXT:ニシヤマ(編集部)
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