サイクリストの新聖地、太平洋岸自転車道に登場した絶景ベンチLOOKOUT
ニシヤマ
- 2022年08月11日
太平洋岸自転車道の走る和歌山県・太地町。古式捕鯨発祥の町として知られるが、じつは人口約2900人に対してベンチが348台以上も設置されているベンチの町でもある。そんな太地町の絶景ポイントに昨年設置されたベンチがコトブキ社のLOOKOUT(ルックアウト)だ。
和歌山県太地町の絶景ベンチ LOOKOUT
LOOKOUTは、後ろに自転車を置いて、上に座るデザインのベンチ。普通ベンチは立っている視線より低くなるが、こちらは上に座ることで一段上からの視線を楽しめる。まさに自転車で走ってきて絶景を堪能するには、うってつけのベンチだ。またこのベンチは、寄りかかっても使えるし、座面をテーブルとして使うこともできる。
コトブキは誰もが座ったことのあるベンチのメーカー
コトブキは公園のベンチなどを手掛ける大手メーカー。もともとはFRPを使った製品を作るメーカーで、初代新幹線0系の鼻の丸い部分を作ったり、なんと1970年大阪万博で作られた太陽の塔の顔を製作した会社でもある。この万博会場ベンチのほとんどを手がけ、
街に調和するベンチf-line
https://townscape.kotobuki.co.jp/sp/benchsp/#fline
デザイナーは自転車界で有名なインスタグラマー
LOOKOUTは、自転車の町・米国ポートランドのクリエイティブエージェンシーと「ベンチ+バイクラック」というコンセプトで共同開発した製品で、iFデザイン賞を受賞。デザイナーとして関わったのはコトブキ社の江原徹朗さん。
じつは自転車で野点コーヒーを楽しむ「コーヒーシーサイド」などを開催しており、海外でも知る人ぞ知る有名インスタグラマーだ。
LOOK OUTは太地町の3ポイントに設置されている。くじら浜海水浴場と道の駅たいじ近くの海岸沿い、そして平見台園地。
太地町は、海が美しい小さな漁村ながら、深い歴史も感じられる魅力的なサイクリングスポット。いろいろ自転車でつながる太地町のパブリックファニチャーから一段上の絶景を堪能してほしい。
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