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ロードバイク用高級「鬼ベアリング」はトラック競技用ホイールの開発から始まった

株式会社ジェイテクト(以下、ジェイテクト)から、4点で12万円というロードバイク用高性能セラミックボール軸受「鬼ベアリング(ONI BEARINGTM)」が登場し話題を呼んでいる。その起源は東京オリンピックのトラック用に開発された新家工業ホイールで使用されていることから始まっている。ここではここでは同社がなぜ自転車業界へ参入してきたのか? さらに現在供給されているマトリックスパワータグの選手たちのコメントを紹介する。

オリンピックを機に自動車から自転車事業へ参入

鬼ベアリングの説明を行う(株)ジェイテクト アフターマーケット事業本部の藤原さん

株式会社ジェイテクト(愛知県刈谷市)は光洋精工株式会社(Koyoベアリング)と豊田工機株式会社が合併し2006年に誕生した。光洋精工社の創業から数えると100年の歴史を持つ。

同社の事業を支えるのは自動車部品事業・軸受事業・工作機械事業の3つの柱だ。これらの技術を生かし、新業態への進出を積極的に行なっている。

同社はスケートボード用ベアリングNinjaを開発し、国内トップ選手へサポートした実績がある。

2021年の東京オリンピックでアメリカ代表選手に使用されたトラック競技用ホイールのベアリングを開発したことが契機となり自転車市場への参入が決定した。

トラック用とロード用で異なるベアリングの設計

自動車のターボエンジン内部に使用されるベアリングは300℃以上の高温環境下で1分間に20万回転もの高速で使用される。一方で自転車用のベアリングは常温で使用され回転数は1分間に300〜600回転前後。使用環境が異なればベアリングに求められる性能も異なる。そこで同社のアフターマーケット事業本部では自転車の使用環境にマッチしたベアリングにすべく設計を行なった。

東京オリンピック用に向けたトラック競技用ベアリングの開発を契機にロード用ベアリングの開発にも着手した。

トラック競技用にも採用したセラミックボールをロード用にも採用しており、内輪と外輪もトラック競技用で実績のあるステンレス製を採用している。

共通する技術がある一方、仕様が異なる部分もある。それはベアリングの構造だ。トラック競技用のベアリングにはシール付きアンギュラ玉軸受が採用された。これはハブを頻繁に分解・洗浄するトラック競技のメンテナンスに対応したもの。

一方で今回発表されたロード用ベアリングはよりタフな使用環境を想定し、深溝玉軸受が採用された。こちらはメンテナンスフリーを実現し、ハブ圧入後はメンテナンス不要だという。

こうしてトラック競技に向けた技術とロード競技の特異性に対応する技術を組み合わせて開発されたのがONI BEARING(鬼ベアリング)だ。

マトリックスパワータグ選手に聞く鬼ベアリングの特徴

鬼ベアリングを手にする安原大貴選手(マトリックスパワータグ)

鬼ベアリングに採用された球には特殊加工が施されている。これにより通常はもろく壊れやすいセラミックの強度を加工前の1.5倍に、寿命を1.5倍に高めたという。開発された鬼ベアリングは国内トップチームであるマトリックスパワータグに供給され、高い評価を得ている。

安原大貴選手のコメント

「周回コースの多い日本のレースでは加速する回数が多くなります。コーナー脱出後の加速、上りでの加速時などさまざまなシチュエーションがあります。そんなときに鬼ベアリングは明らかな優位性を感じました。いつもの調子で踏み出すと前の選手との車間が詰まり過ぎるぐらいです。他のチームの選手に教えたくないぐらいの性能ですね。開発陣に球の拡大写真を見せて頂いたのですが、鬼ベアリングの球は丸く滑らかでした」

ホセ・ビンセント・トリビオ選手のコメント

「走りは絶対軽い。だから速い。鬼ベアリングをつけたときとつけてないときは乗ってわかりますね」

ホセ・ビンセンテ・トリビオ選手と安原大貴選手

鬼ベアリング仕様

・セラミックボール採用
・外輪・内輪に錆びにくいステンレスを採用
・内外輪軌道と玉の接触状態、潤滑状態を工夫することで相反する性能である低トルクと高剛性を両立

ONI BEARING

価格:120,000円(税込)
限定30セット
※軸受(フロント・リア)と工賃の価格です。ホイールの価格は含まれておりません。
※Mavic(マヴィック)製ホイールの現行モデル(COSMIC、KSYRIUM)にはオプションでONI BEARINGを搭載することができ、購入者にはホイールのハブに「ONI BEARING」のロゴを付けることも可能です。

販売:Y’s Road(ワイズロード) 大阪本館・名古屋本館

 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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