フルタイムワーカーの中里 仁さんがアワーレコードに挑戦、1時間で47.750kmを走破!
Bicycle Club編集部
- 2022年09月02日
フルタイムワーカーでアワーレコードに挑戦したraphacyclingclub所属のアマチュアライダー、中里 仁さん。記録は47.750kmと、今村駿介選手(チームブリヂストンサイクリング)がもつ日本の公認記録(52.468㎞)に届かなかったものの、プロ顔負けの圧巻の走りを見せた。
中里 仁さんのコメント
ーはじめてのアワーレコード挑戦、いかがでしたか?
人生で一番短くて、一番きつい1時間でした。
「もう1回やれ」と言われたら、ぜひもう1度チャレンジしたいですね。とても面白かったので、すぐにでも準備をしたいぐらいです。次にやるならもっと本格的に、1年ぐらい準備期間を用意してまずは50kmを目標に頑張りたいです。1年かけてでもやる価値があると、この1時間で実感しました。
―今回やろうと思ったきっかけは?
今、流行ってるっているのもあるんですけど、それこそ国内の記録はBS(チーム ブリヂストン サイクリング)の今村選手が52km台を持ってます。ただ、普通の人がやろうと思うと、今村選手の存在がかけ離れすぎていて挑戦する気にもならないと思うんですよね。何かアワーレコードって「記録更新しなかったら、ほぼ意味がない」っていう感じになると思ってしまうので。
そこを僕が最初のアマチュアとして何か記録のラインを作って、個人追い抜き(4kmTT)を4分半ぐらい走るやつだったら超えられるって思って挑戦する人が出てきてほしいなというのが一番の思いです。
アマチュアに対してもそうですが、最近は空力って騒いでいるのは学生だけじゃないでしょう。もうジュニアですら考えていると思うし、大学生は研究の題材としている子もいると思います。何かそういう子たちにも対して何かスポーツ選手として火をつけたいなって思っています。そういったことは何かいいことだと思うんですよね。
今日の記録とか他の記録とか、ジュニア、マスターの記録をどんどん追加していって、みんなで知識を共有して、プロ選手じゃなくてもそれらの記録をできればと僕は思っています。どんどん活性化していけばいいし、今回の挑戦で僕が得たものは、少なからずあると思っています。
もし誰かがやりたいというときには、僕が感じたことを経験したことなどもっとこうすればいいんじゃないかなと思ったことをこの後、伝えていきたいなと思っています
―今回のギヤ比は?
58/15、これが疲れてきてもペースが維持できると思い選択しました。
―今回足りなかったものは?
ペーシングのタイミングとか身につけて一年これだけのために(無理そうな顔)あとはいい機材が手に入れば……ですかね。クラウドファンディングか誰かに……(笑)
―バイシクルクラブ本誌で行った風洞実験の成果はありましたか?
結果として速くなってますね。風洞実験のときに出してもらったデータは普段の練習でも結構使っていて、トレーニングにも活用してました。前橋グリーンドームで測ったタイムも参考に、実験時のデータを自分のフォームに落とし込んだりしてます。本当にかなり役立ってますね!
なお、今回のチャレンジはPIST6の舞台であるTIPSTAR DOME CHIBAを管理する株式会社JPFの協力のもと実現した。JPFの半澤雄高さんによると「このような素晴らしいチャレンジを弊バンクで実現できて大変光栄です。今後もこのようなチャレンジを通して競技力向上、自転車競技振興をTIPSTAR DOME CHIBAという舞台で実施していきたいと考えております」とあり、今後のJPFの取り組みにも注目していきたい。
Rapha公式サイト
www.rapha.cc
JPF公式サイト
https://www.jpf.co.jp/
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