MTB未経験女子の素朴な疑問、そもそも山遊びができるバイクとは?|自転車で山遊びQ&A
Bicycle Club編集部
- 2022年09月16日
もし「まったくの初心者」が自転車で山遊びをしようとしたら、どんな疑問や質問がでるのだろうか? 山遊びにおいてガチの初心者であるMikuさんが、ベテランショップ店長に聞いてみた!
まずは山遊びにおすすめの自転車について。そもそも山遊びができるバイクとはどんなものがあるのだろうか?
本当にゼロから山遊びバイクを考えてみる
この記事では一度初心に立ち返り、山遊びバイクの代表=マウンテンバイク(MTB)についてその基礎を学んでいく。
教えてもらったグローブ宮前平店長の清さんいわく「山遊びするバイクというと、オンロードを走るロードバイクやクロスバイクに比べて、お客さんのなかでなにかハードルの高さを感じられているようです。しかし実際乗ってみるとまったく異なる感覚やテクニックが学べ、それが楽しさにつながっていきます」
また、今回モデル兼質問者として登場してもらったMikuさんがMTBに初試乗した素直な感想を以下に紹介しよう。
「サスペションやギヤチェンジ、ポジショニング、すべてが想像と違う! まさかこんなポーズで自転車に乗るなんて!といった驚きでしたね。でもそんな初心者でもコースを走ってみたらやっぱり楽しかった。障害物に対してなんの無理もなく走れるのが純粋に面白かったです」
山×自転車でどんな風に遊ぶ?
「山遊び」といってもそのシチュエーションや使えるバイクの車種はさまざまに分かれる。山岳国である日本は、じつはたくさんの遊び場や遊び方がある!
専用パークで楽しく遊ぶ
未舗装路で冒険ライド
アシスト付きeMTBで観光
本格的なレースで競い合う
山遊びバイクをざっくり4つに分けてみた!
山遊びができるバイクといえばMTBだ。しかしMTBにも複数種類がありグラベルロードという新ジャンルも登場している。
フルサスマウンテンバイク
悪路レベル : ノーマル~超ハード
参考価格帯 : 25~80万円
スペシャライズド・スタンプジャンパー コンプ:フロントにサスペンションフォーク、リアにもサスペションを搭載した安定感抜群のモデル。山のどんなシチュエーション(上り、下り、荒れ地)でも対応可能。価格はやや高め。
eMTB
悪路レベル : ノーマル~超ハード
参考価格帯 : 40~120万円
スペシャライズド・リーヴォ SL コンプ:電動アシストを備えたモデル。脚力のないライダーでもそのアシスト能力でパワフルに山を走れ、あらゆる激坂や悪路も走破可能。リアサスの有無やフレーム素材により異なるが、価格はかなり高め。
ハードテールマウンテンバイク
悪路レベル : ノーマル~ハード
参考価格帯 : 9~40万円
キャノンデール・トレイル SL4:フロントサスペンションを搭載したスタンダードモデル。超ハードな下りにはあまり適さないが、それ以外には対応可能。フルサスほどの振動吸収性はないため、ライダーのテクニックが試される。価格はやや低め。
グラベルロード
悪路レベル : マイルド~ノーマル
参考価格帯 : 15~80万円
ビアンキ・オルソ:オンロードとオフロードどちらも走行できるロードバイクの一種。山遊びとして未舗装路走行も可能だが、ハードな路面環境に対してはMTBに軍配が上がる。価格はフレーム素材により異なり幅広い。
先生&生徒役はこの人!
GROVE宮前平
清 一博さん
マウンテンバイク、ロードバイク両方を得意とするスポーツバイクショップの店長。各週末には各種ビギナーレッスンを行うなど、ハード面からもソフト面からもサービスを提供している。
https://grove-miyamaedaira.com/
インスタグラマー Mikuさん
フルタイムワーカーの女性ロードバイク乗りとして人気のインスタグラマー、Mikuさん。ロード以外のスポーツバイク経験はゼロ! 今回生まれて初めて本格マウンテンバイクに乗った。
@miku_road_bike
※この記事はBiCYCLE CLUB[2022年7月号 No.444]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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- CREDIT :
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TEXT:西山貴之(編集部) PHOTO:平野 僚
取材協力:グローブ宮前平店、スマイルバイクパーク
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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