【DAY2】静岡・袋井から東京・日本橋まで247kmを走る|安全に自転車でキャノンボール風ライド
Bicycle Club編集部
- 2022年10月14日
大阪から東京まで約500kmライドに編集長 山口がチャレンジ。山本和弘さん(カズさん)とともにキャノンボールをイメージして走ってみた。いつかはやってみたい500kmのチャレンジ、その道中の楽しみや本物のキャノンボールのノウハウをお届けする。
疲れが出る2日間より、24時間で走り切ったほうがラクだといわれるキャノンボール。山口も多分に漏れず2日目は箱根越えで苦しむことになった。
楽しくて静岡で観光したら箱根越えでピンチに
袋井駅を朝6時にスタートすると、追い風に乗って中山峠、宇津ノ谷を越え静岡市へ。駿府城跡に寄って記念撮影を楽しんでいると、佐野淳哉選手から応援メッセージがあり合流、たい焼きを食べる。こうした応援はテンションがあがる。
この日も追い風に乗って順調に三島までは進んだが、ヒザの痛みが増してきてペースも遅くなる。
でも箱根峠をなんとか日のあるうちに越えることができた。あとはひたすら東京・本橋を目指すだけだ。そして、日も変わるギリギリのタイミングで無事到着し、スタッフの出迎えを受けた。カズさん、みんな、ありがとう!
静岡では元日本チャンピオン佐野さんと合流
見事な駿府城跡。フォトジェニックな石垣についつい長居してしまった。
袋井からスタートすると標高200mほどの小夜の中山越えが待っている。夜泣き石の伝説があり、ここを夜中に通過するのはちょっと怖い。
興津に住む元日本チャンピオン佐野淳哉さんのオススメの「伏見たいやき店」。山口が東京-豊川、東京-名古屋チャレンジをするたびに立ち寄ってきた思い出の場所で、パリッとしたミミ付きがおいしい。
(伏見たいやき店 住所:静岡市清水区興津中1903)
興津から富士川を渡り、吉原までは国道1号のバイパスが通れないところもある。佐野さんのオススメは海岸を走る堤防沿いの道。写真の絶景が見えるふじのくに田子の浦みなと公園まで抜けられる。
ヒザの痛みをだましつつ、24時に日本橋へ到着
箱根峠の標高は846m。国道246号を経由するのが定石だがあえてチャレンジ。150km走ってからのヒルクライムはキツイ。山口は元乗鞍チャンピオンのカズさんから遅れること6分。あとは下るだけ!
準備不足で腸脛靭帯炎……。
小田原に18時に到着。ここから東京までは約80km湘南エリアを走るがいきなり向かい風がきつくなった。そこで予定していた海沿いの国道134号を回避し、内陸を走る国道1号で東京方面へ向かった。
まさに日が変わるタイミングで日本橋に到着。日本国道路元標のレプリカの前で記念撮影。多摩川を国道15号で渡り、東京タワーが見えたときは感動した。
走ったのはこの二人!
バイシクルクラブ編集長/山口博久
35歳のとき、乗鞍ヒルクライムで1時間切りを目的にレース活動を再開。ロード、シクロクロスでは国内トップカテゴリーを走った経験をもつ47歳。1日で走った最長距離は東京-名古屋の400km。2日で500km超は初挑戦。
キャノンデール・ジャパン/山本和弘さん
MTBクロスカントリー、ロードレース、シクロクロスで活躍した元エリートライダー。弟はMTBクロスカントリーで活躍した山本幸平選手という自転車一家に育った。その朗らかな性格から「カズさん」の愛称で親しまれる。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2022年5月号 No.443]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:山口博久(編集部) PHOTO:管 洋介 MAP:オゾングラフィックス
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。