キャノンデールでキャノンボール! 大阪から東京まで約500kmを走ったバイク
Bicycle Club編集部
- 2022年10月16日
大阪から東京まで約500kmライドに編集長 山口がチャレンジ。山本和弘さん(カズさん)とともにキャノンボールをイメージして走ってみた。いつかはやってみたい500kmのチャレンジ、その道中の楽しみや本物のキャノンボールのノウハウをお届けする。
今回、キャノンボール風に走るにあたり、用意したのはキャノンデール。このスーパーロングライドを走るのに、シナプスは最適な一台だ。最新のレーダーや気になるバッテリー搭載のスマートセンスを試してみた。
INDEX
スーパーロングライドを安全に走るための装備とは?
スーパーロングライドではライトが欠かせない。さらにGPSやスマホもバッテリーが欠かせない。今回の大坂-東京ライドではシナプスに搭載されたスマートセンスを試してみた。
山口のバイクにはガーミン・バリアレーダー搭載モデルを使ったが、疲れているときにこの機能は有効だ。とくに、交通量が少ない場所で、うしろから不意に急接近してくるクルマに気づけるのがよかった。
また、ライトについてはモードを細かく設定できるので、節約するところと使うところを分けられるのがいい。オートセンサーなのでいちいち立ち上げる手間が不要なのもうれしいところだ。今回は2日間に分けての行程だったので、途中宿泊地での充電が可能だったが、もし24時間で走り切るとなると予備バッテリーを持っていくことをオススメする。
編集長 山口はシナプスカーボン2RLを使用
cannondale SYNAPSE CARBON2RL
(キャノンデール・シナプスカーボン2RL)
こちらはガーミン・バリアレーダー搭載モデル。コンポーネントはシマノ・アルテグラ11速となる。今回、ホイールのみを交換し、この仕様で走った。
ガーミン Edge830(センサーセット)
ログに加え、ナビ機能を使うならエッジ830。レーダーにも対応する。ルートデータは小分けにすると動作が速くなる。
サドルバッグとレーダーは併用できる
バリアレーダー搭載でもゴープロの延長アダプターを使えば、サドルバッグを取り付けられる。本誌の以前の付録、トップチューブバッグ、フロントバッグを取り付けた。ボトルは真空断熱ボトル、サーモス・FJP-600。
カズさんはシナプスカーボン3Lを使用
cannondale SYNAPSE CARBON3L
(キャノンデール・シナプスカーボン3L)
カズさんが乗ったのは3L、レーダーなしのモデル。コンポーネントはシマノ・105仕様。トップチューブとフレームにバッグを取り付けて走った。
タイヤはパナレーサー・アジリスト、ホイールはシマノ・アルテグラ
2人ともホイールはシマノ・アルテグラ、タイヤはパナレーサー・アジリスト700×28Cクリンチャーを使った。カズさんは50㎜ハイトリムにノーマルのアジリスト、山口は36㎜ハイトリムに耐久性の高いデュロ。
シューズはロード用、それともMTB用?
カズさんはシマノ・SPDペダルにラファのシューズを着用。ビンディングの着脱のしやすさ、歩きやすさを考えるとSPDシューズのほうが便利だ。
走ったのはこの二人!
バイシクルクラブ編集長/山口博久
35歳のとき、乗鞍ヒルクライムで1時間切りを目的にレース活動を再開。ロード、シクロクロスでは国内トップカテゴリーを走った経験をもつ47歳。1日で走った最長距離は東京-名古屋の400km。2日で500km超は初挑戦。
キャノンデール・ジャパン/山本和弘さん
MTBクロスカントリー、ロードレース、シクロクロスで活躍した元エリートライダー。弟はMTBクロスカントリーで活躍した山本幸平選手という自転車一家に育った。その朗らかな性格から「カズさん」の愛称で親しまれる。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2022年5月号 No.443]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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TEXT:山口博久(編集部) PHOTO:管 洋介
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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