15歳の超新星、幾田悠雅がシリーズチャンピオン獲得! エンデューロ・ナショナルシリーズ最終戦
Bicycle Club編集部
- 2022年11月18日
国内唯一のエンデューロシリーズ戦「SPECIALIZED ENS2022シリーズ」の最終戦が、富士見高原リゾートで開催。弱冠15歳の新星が年間総合優勝に輝くなど驚きの結果に! 以下、レースレポートより。
チャンピオンたちが集うシリーズ戦で、白熱の優勝争い!
SPECIALIZED ENS2022シリーズ最終戦。他競技のエリートに相当するAAクラスでは、ケガから復活した前年のチャンピオン永田隼也に加え、全日本DHチャンピオンの井本はじめ、ワールドカップを転戦してきた九島勇気の参戦で、白熱した優勝争いが展開された! 今季のENSは、「本戦」と呼ばれる2日間イベントのENS3戦と、ワンデイのENSライツ6戦が組まれ、そのうちのベストリザルト3戦の合計ポイントによって総合順位が争われる。ライツの優勝ポイント(180点)は、本戦の65位相当になるので、シリーズランキング上位を狙うには本戦での好成績が不可欠という仕組みだ。
昨年の総合優勝は、AAクラスの永田隼也(TeamA&F/Oakley)で、富士見高原での開幕戦でも優勝したのだが、EWS参戦から帰国後に肩を負傷。連覇の夢は絶たれてしまう。永田がEWS参戦のため欠場した第2戦は、Bクラスの幾田悠雅(玄武)が総合優勝を獲得。Aクラスに特別昇格して臨んだライツ第6戦で2位に入ると、一気にシリーズランキング首位に躍り出る。これを追うのは佐々木 博(重⼒技研/urge/drop8/EXT/SUBARU)と井本はじめ(Santa Cruz)。
土曜日のタイムドセッションから僅差の争い勃発!!
土曜日のタイムドセッションは、永田、宇津孝太郎(EXTSHOX/rokkoracing)、九島勇気(Santa Cruz)の順。佐々木は4位。幾田は18位。井本はチェーントラブルでノータイムのまま決勝にのぞむ。
昼頃から雨の予報が出る中、10時にBクラスから競技開始。ステージ1は1分06秒96で九島勇気。0.55秒遅れで宇津が続く。最長のステージ2は、1分 48秒22の永田。次いで幾田、九島の順。ペダリング主体のステージ3は宇津が最速となるが、ライバルに1秒以上のアドバンテージを築くことはできず。最後のステージ4では、Aクラスの中井 彗(Specialized)が41秒35をマーク。
この結果、合計5分11秒09で九島が優勝。0.16秒差で2位永田、1秒32差で宇津。シリーズランキングは、12位で236点を追加した幾田が有効834点。5位の井本が260点加算で有効830点と、今季Bクラスからスタートした幾田が、年間総合優勝という大記録を打ち立てた。
レースリザルト
1位:九島勇気(Santa Cruz)-AA 5:11.09
2位:永田隼也(Team A&F/Oakley)-AA 5:11.25
3位:宇津孝太郎(EXTSHOX/rokkoracing)-AA 5:12.41
4位:中井 彗(SPECIALIZED)-A 5:15.28
5位:井本はじめ(Santa Cruz)-AA 5:15.95
SPECIALIZED ENS 2022 第3戦 富士見高原
開催日:2022年11月12日~13日
会場: 富士見高原リゾート スキー場(長野県諏訪郡)
主催:ENS実行委員会
詳細は以下より
https://ensjapan.net/
https://www.facebook.com/ens.japan
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- Photo & Text : Hideyuki Suzuki
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